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2012年11月18日日曜日

第26回日本臨床内科医学会(徳島県)教育講演5 骨粗鬆症診療の進歩


日本では骨粗しょう症増加続く
要介護原因1卒中2認知症3骨折
健康寿命をさまたげる 死亡リスクも高まる
骨強度は骨密度と骨質できまる
骨質とは1構造特性 板状が柱状に 筋交い減 皮質骨の海綿化
2材質特性 コラーゲンの架橋 ピノジノリン 生理的架橋
糖尿病ではAGEs架橋 非生理的強度をもたない架橋 石灰化度 微小損傷
頭の高さ以下で骨折が弱い骨 転倒
骨粗しょう症と診断できない人で骨折リスク高い人は多い
FRAX FractureAssessmentTool
FRAXは骨密度(YAM)だけによらない骨折リスクを拾い上げる
 YAM《 young adult mean 》20歳から44歳までの骨密度の平均値。原則として腰椎の骨密度で表す。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの判断指標に利用される。若年成人平均値。
2型DM一般人より骨密度高いが骨折を起こしやすい
DMあるとFRAXの評価を超えて骨折しやすい
AGE(AdvancedGlicatedEndproduct)架橋の増加
骨がもろい
esRAGE endogenous secretory receptor for AGE
esRAGE to pentosidine ratio
ステロイドによる骨折 骨形成の低下
ステロイド3ヶ月以上飲んでいる人すべてビスフォスフォネートを
テリパラチド 骨密度上昇 アレンドロネートより効く
不動性骨粗しょう症(ねたきり、無動)
骨吸収抑制はミノドロン酸がアレンドロネートやリセドロネートより強い
ゾレドロン酸は年1回注射
顎骨は感染による骨のリモデリングが活発におきているが、これを抑制することによって顎骨壊死がおこる
大腿骨転子下非定型骨折
ビスフォスフォネートによって骨が硬くなりすぎ、low turn over
副甲状腺ホルモン製剤テリパラチドで改善
5年治療してT-score>-2.5まで改善すれば中止してもよい
ビスフォスフォネートの種類により5-10年の間で継続を考える
ラロキシフェン(RLX)でいったん上がった骨密度を維持できる
骨密度は増えないが骨折は減る。生理的架橋増、AGE架橋減
軽症者ではラロキシフェンの方が効果あり
ラロキシフェンでエストロジェン感受性乳がんを減らす
高齢女性にとっておもしろい薬
新活性型ビタミンDエルデカルシトール
VDは転倒防止効果
腎機能悪い人は高カルシウム血症に注意すること

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