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2017年12月3日日曜日

神内ニュース79号 肝炎対策委員会

(1)肝疾患セミナー
 平成29年11月8日(水)崎陽軒本店にて「C型肝炎治療の現状と課題~C型肝炎患者のひろい起こしの重要性~」を横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室准教授 斉藤 聡 先生にご講演いただきました。
(2)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~
 第26回を平成29年6月17日(土)TKPガーデンシティ横浜にて開催。一般演題「横浜内科学会肝疾患抽出事業の進捗状況について」を永井一毅副委員長に「社員健診での肝機能障害への対応~産業医の立場から~」をアズビル株式会社統括産業医 今井鉄平先生に、特別講演「新時代を迎えたC型肝炎のDAA治療~新たな感染者の掘り起こし~」を埼玉医科大学病院消化器内科・肝臓内科教授 持田 智先生にご講演いただきました。第27回を11月11日(土)川崎市医師会館にて開催。一般講演「オーバーラップ症候群の治療例」を昭和大学藤が丘病院消化器内科助教 上原なつみ先生に「肝疾患特異的尺度(CLDQ)を用いたDAA治療による健康関連QOLの推移」を聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科講師 池田裕喜先生に、特別講演「C型肝癌撲滅のための現状と課題」を聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科准教授 松本伸行先生にご講演いただきました。
(3)横浜内科学会肝疾患抽出事業を永井一毅先生主導により、さらに進めていきます。
(4)神奈川県内科医学会50周年記念企画として「これだけは知っておきたい肝臓病の知識」を市販が可能な書籍として出版予定。第32回日本臨床内科医学会での配布をめざして編集を進めています。
(5)「肝・消化器疾患対策委員会」の創設にあたり、「肝炎対策委員会」を母体として、消化管に興味ある先生のご参加をいただいたうえで、体制が整えば来年度には発足させたいと考えています。 

第1回肝炎対策委員会議事録 2017.11.14

神奈川県内科医学会 1肝炎対策委員会議事録

日時 平成291114()1930~ 会場 神奈川県総合医療会館

出席者(敬称略、順不同)武田、斉藤、岡、宮川、松本、日高、多羅尾、池田、宮本
1.開会
2.挨拶
平成30年秋に当会が主催する第32回日本臨床内科医学会は原点に立ち返り、実質的な会としたい。
ご協力をお願いしたい。また当会創立50周年記念企画へもご協力を。(宮川会長)
3.議題
1)肝疾患セミナー
平成29118日(水)19302040 崎陽軒本店6階会議室
共催 神奈川県内科医学会 ギリアドサイエンシズ株式会社
特別講演 「C型肝炎治療の現状と課題~C型肝炎患者のひろい起こしの重要性~」
  横浜市立大学医学部 肝胆膵消化器病学教室准教授 斉藤 聡 先生

2)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~
2-1)第26回 平成29617日(土)16001800
会場 TKPガーデンシティ横浜2
担当 第1地区 岡 正直   共催 MSD
一般演題】 座長 永井一毅 先生
  「横浜内科学会肝疾患抽出事業の進捗状況について」   永井一毅 先生
  「社員健診での肝機能障害への対応(産業医の立場から)」 
    アズビル株式会社 統括産業医 今井鉄平 先生
特別講演】 座長 多羅尾和郎 先生
  「新時代を迎えたC型肝炎のDAA治療~新たな感染者の掘り起こし~」
    埼玉医科大学病院 消化器内科・肝臓内科 教授 持田 智 先生

2-2)第27回 平成291111日(土)16001800
会場 川崎市医師会館 ホール1  
担当 第2地区 小林明文 先生   共催 大日本住友製薬
【一般講演】 座長 小林明文 先生
  「オーバーラップ症候群の治療例」
昭和大学藤が丘病院 消化器内科助教 上原なつみ 先生
  「肝疾患特異的尺度(CLDQ)を用いたDAA治療による健康関連QOLの推移」
聖マリアンナ医科大学 消化器・肝臓内科講師 池田裕喜 先生
【特別講演】 座長 川崎市立多摩病院 病院長 鈴木通博 先生
  「C型肝癌撲滅のための現状と課題」
聖マリアンナ医科大学 消化器・肝臓内科准教授 松本伸行 先生

2-3)第28回 平成3062日(土)あるいは526日(土)
会場 ベルク横須賀 
担当 第3地区 池田隆明 先生   共催 EAファーマ

ブリストルマイヤーズ脱退により共催メーカは現在3社(MSD、大日本住友EAファーマ)
平成30年秋32回日本臨床内科医学会に合流するためなし。第29回は平成31年春第4地区とMSD

3)第32回日本臨床内科医学会(神奈川)におけるスポンサードセミナーについて
日時 平成30916日(日)~17日(月祝) 会場 パシフィコ横浜
現在、ギリアド社とアッヴィ社に打診中
講演1 横浜内科学会肝疾患抽出事業について(永井一毅 先生)
講演2 NASH関連(斉藤 聡 先生)
肝がん治療薬レンビマ(レンバチニブ)のエーザイも候補に挙げて検討していく。

4)横浜内科学会肝疾患抽出事業(永井一毅先生主導)

5)肝炎対策委員会編集による肝疾患についての書籍の企画
神奈川県内科医学会50周年記念企画のひとつとして出版予定。
32回日本臨床内科医学会での配布をめざして編集を進める。市販が可能な書籍をめざす。
現在シリーズで刊行中の「これだけは知っておきたいC型・B型肝炎の知識」の2倍程度の分量。
実臨床でよく遭遇する肝疾患について、最先端の内容を盛り込みつつ、非専門の臨床医にわかりやすく記載する。
原稿はすべて入稿されたので、今後編集・校正・印刷の作業に入る予定。
先行している呼吸器疾患対策委員会の吸入デバイスの使い方の書籍の進捗を参考にしながら進める予定。
A4サイズより小さめの手に取りやすい大きさが良いと思われる。

書名「これだけは知っておきたい肝臓病の知識」(仮)
執筆分担(敬称略)
C型肝炎 多羅尾、藤井
B型肝炎 宮本、高山
NAFLD/NASH 斉藤
原発性胆汁性胆管炎(PBC) 永井
自己免疫性肝炎(AIH) 池田
薬剤性肝障害(DILI) 岡
肝不全 松本
肝がん 中澤

6)「肝・消化器疾患対策委員会」(仮称)の創設について 
神奈川県内科医学会総務企画部会より、消化管関連の勉強ができる講演会の開催ができる委員会設置の希望あり。
武田副会長より趣旨の説明をいただいた後、意見交換が行われた。
肝炎対策委員会を母体として、消化管関連の委員を取り込んで拡大する方向性について賛同が得られた。
講演会への参加者の広がりや共催メーカーの協力の得やすさについてもメリットがあるのではないか。
消化管に興味ある委員の推薦をいただいたうえで、体制が整えば来年度あたりには発足させたい。

7)その他


4.次回開催  平成30年  4月  24日 ( 火 ) 1930