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2014年5月30日金曜日

学会の動き(神奈川県内科医学会の動向)神内医ニュース72号

学会の動き(神奈川県内科医学会の動向)神内医ニュース72号 学術1部会部会長 岡 正直

 神奈川県内科医学会学術1部会が企画担当している講演会は、定時総会時学術講演会、臨床医学研修講座、新春学術講演会そして集談会の4つです。

【平成26年新春学術講演会報告】
 平成26年新春学術講演会が平成26年1月16日木曜日に横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ5階「日輪」にて午後6時45分より開催されました。今回は高血圧・腎疾患対策委員会の佐藤和義委員長の企画により、「神奈川県高血圧治療の実態」のテーマのもと、2つの講演が行われました。
 まず高血圧腎疾患対策委員会で3回行ったアンケート調査をまとめて昨年の高血圧フォーラムで発表し優秀演題賞を得た内容の報告である特別講演1「神奈川高血圧臨床実態断面調査2008-2011年」を小林病院院長羽鳥信郎先生よりご講演いただきました。講演内容の概略を以下に記します。
 2008年、2009年、2011年の3回、神奈川県内科医学会会員にアンケート調査を行った。降圧治療中の患者を無作為に抽出し回収した調査票を解析した。2008年は675名、2009年は332名、2011年は1076名の登録で、平均年齢は70歳前後、男女比はほぼ同等、BMIは24、合併症は脳血管障害・DM・CKD・OMIなどであった。降圧目標別に(1)ハイリスク群、(2)脳血管障害群、(3)65歳以上群、(4)65歳未満群に分けて解析をおこなった。降圧目標達成率は年度ごとに向上し(1)30%(2)60-75%(3)70-80%(4)20-40%、特に(4)の達成率向上がよく、全体として54-57%であり全国平均を上回っていた。平均外来血圧は133/76程度、年度ごとに外来収縮期血圧は低下していた。降圧薬は2-3剤の使用で年度ごとに増加傾向ありCCBとARBの使用が多かった。目標血圧が達成できていない要因については「この程度でよいのではないか」と考えている医師側の要因が大きかった。[終]
 次に特別講演2「CKDにおける集学的治療の意義と背景」を聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科教授木村健二郎先生よりご講演いただきました。講演内容の概略を以下に記します。
 慢性腎臓病(Chronic kidney disease:CKD)とは3ヶ月以上、蛋白尿または微量アルブミン尿、eGFR60未満が続くものをいう。末期腎不全(End-stage kidney disease:ESKD)のみならず心血管疾患(Cardiovascular disease:CVD)の原因となる。尿蛋白が多いほどESKDのリスクとともにCVDのリスクが増えるので尿蛋白の意義は大きい。このたびCKD診療ガイドを改訂し、eGFRと尿蛋白の組み合わせで重症度を分類することにした。
 全国にCKDは1330万人いると考えられている。このたび神奈川慢性腎臓病対策協議会(K-CKDI)で、神奈川県内科医学会会員の外来を何らかの慢性疾患で1年以上通院中の非糖尿病患者を対象に、アルブミン・クレアチニン比を測定できる尿試験紙(aution screen)を用いて調査を行った結果、CKDの頻度は43.4%に達していた。
 CKDとCVDに共通する増悪因子である高血圧や糖尿病などがCKDを進行させ、CKDの進行自体もCVDの増悪因子となる。また高血圧とCKDは互いに悪循環を形成することによってESKDやCVDの発症リスクを高めるのでCKD症例における高血圧は130/80未満に厳格に管理すべきである。腎保護効果を期待しACEI、ARBが第一選択となる。糖尿病の合併あるなしにかかわらず、尿蛋白があればRA系降圧薬がよい。ただし高齢者では110未満の過降圧に注意し脱水時には降圧薬を中止する必要がある。
 糖尿病合併CKDに対しては、血糖の正常化や130/80未満の降圧など、多くの医療職種が関わって集学的に治療を行う必要があるが、様々な臨床試験を通覧しても定型的な治療指針は見出せず、個々の患者の状況を考慮して個別的に管理することとなる。
 CKDをモニタリングするためのバイオマーカーとして、近位尿細管上皮細胞内にある脂肪酸の輸送蛋白である肝臓型脂肪酸結合蛋白(L type fatty acid binding protein:L-FABP)の尿中での測定方法を確立し、2011年8月に保険収載された。尿中L-FABPを尿中アルブミンやNAGと比較検討すると、尿中L-FABPの変動が治療のアウトカムを最もよく反映していたので、今後CKDの予後判定や治療選択の参考になるものと思われる。[終]
 新春学術講演会は2つの講演が互いに関係する分野の話となるよう企画され、テーマの内容について深く掘り下げた理解が得られるまたとない絶好のチャンスです。

【第77回集談会報告】
 第77回神奈川県内科医学会集談会が平成26年2月15日(土)に武蔵小杉のホテル精養軒にて川崎市内科医会の担当にて開催されました。午後3時から中会長と川崎市内科医会の羽鳥会長の挨拶の後、28演題を2会場に分かれて、すべて口演形式にて発表されました。5時30分頃より基調講演「ATTEST-K中間報告」を章平クリニック院長湯浅章平先生にご講演いただきました。講演内容の概略を以下に記します。
 糖尿病対策委員会による1000人を対象にしたASSET-Kを先行研究として、このたび高血圧腎疾患対策委員会が循環器医師を中心に500人を対象としたATTEST-K(実地医家が診療する2型糖尿病を対象にしたシタグリプチンの有効性安全性に関する調査研究)を行っているところである。その中間報告を行う。シタグリプチン投与開始後3ヶ月め、6ヶ月め、9ヶ月め、12ヶ月めの血圧、体重、HbA1c、血糖、脂質などの変化量を見た。背景としては肥満者が多い傾向があった。合併症としては高血圧が多かった。併用薬剤はグリメピリドやメトホルミンが多かった。血糖値は低下が見られたが、体重に変化は見られなかった。血圧は3ヶ月以降低下傾向がみられた。インクレチンによる降圧作用は、血管拡張とナトリウム排泄による利尿作用による。脂質も低下傾向みられた。有害事象としては低血糖、便秘などが少数みられた。今後も解析を続け今秋にも最終報告を行いたい。[終]
 5時40分ごろより特別講演「超高齢社会の糖尿病と認知症」を千葉大学大学院医学研究院細胞治療内科学横手幸太郎教授にご講演いただきました。講演内容の概略を以下に記します。
 高齢者が自立できなる疾患の上位は、脳血管障害、衰弱、認知症、骨折・転倒などが占めており、糖尿病が原因となるものが多い。よって糖尿病の予防が高齢者の健康寿命を延ばすことにつながる。糖尿病性細小血管障害とともに大血管障害を予防するために強化治療行うと、インスリン分泌が多くなるため肥満がおこる難点がある。米国では肥満の外科治療が多く行われるが、体重が減少する前にすでに血糖の改善が見られる。その機序は不明である。まもなく登場するSGLT2(sodium-glucose transporter 2)阻害薬は、近位尿細管からのブドウ糖再吸収をブロックすることで血糖を低下させる。効き目はDPP4Iと同じぐらいか少し強い程度であり、若年の糖尿病患者に一定期間使うとよい。HbA1cは1%低下、体重減少、比較的低血糖を起こしにくいのがメリットだが、浸透圧利尿による脱水傾向、性器感染症、尿路感染症、SU剤との併用による低血糖、非肥満者での栄養不良やサルコペニアなどがデメリットである。
 糖尿病では癌や認知症が増えることがわかってきたが、血糖を下げれば発症を防げるかは不明である。低血糖により認知症が増えるが、一方認知症になると服薬の乱れや低血糖症状が判りにくいことなどから、低血糖が増えるということもあり、悪循環を形成しがちである。高血糖が認められるにもかかわらずHbA1c値が良い症例には注意が必要である。また低血糖は転倒の原因ともなる。高齢者糖尿病診療における問題点は、大血管障害により心肺機能やADLが低下している、身体的・精神的・家族関係などの社会的条件の個人差が大きい、高血糖に伴う脱水による口渇の自覚が乏しい、動悸・冷汗など低血糖症状が表れにくいことなどであり、高齢者の血糖コントロールはHbA1cでおおむね7以下とすべきであろう。血糖値の変動が大きいと認知症になりやすいので平均血糖変動幅(mean amplitude of glucose excursion:MAGE)に配慮した血糖管理が望ましい。
 2型糖尿病の病期に応じた治療を提案したい。食後だけ血糖上昇の見られる初期では、食後高血糖を抑えられるどんな薬剤でもかまわないが、高容量のSU剤は低血糖や肥満を起こすので注意する。インスリン基礎分泌が不足し空腹時血糖も上がっている進行期では、持効型インスリンを使用する。4-6単位程度の持効型インスリンは安全に使うことができる。さらに内服を追加しBOT(Basal-supported oral therapy)とするのもよい。低血糖リスクが小さいDPP4Iの使用は高齢者には良いと思う。
 常染色体劣性の遺伝性疾患であるWerner症候群は、思春期以降様々な老化徴候が出現する代表的な早老症候群であり、我が国での発症頻度は100万人に1~3名で日本人に多い。アキレス腱付着部の特徴的な石灰化像や両側白内障とともに、メタボ型2型糖尿病と同様の内臓脂肪の蓄積が起こることに注目し、糖尿病と同様の治療を行うことで本疾患の寿命を延ばすことに成功している。また、脂肪細胞にインスリンをつくる遺伝子を導入して、これを移植する治療も開発している。服薬や注射が困難な高齢者糖尿病の治療方法として期待される。健康長寿を実現するためには、高齢者における生活習慣病の包括的管理が重要であることを強調したい。[終]
 次期開催地区の横須賀内科医会の沼田裕一会長の閉会の挨拶の後、意見交換会が行われ盛況のうちに閉会いたしました。

【日本臨床内科医会総会報告】
 第31回日本臨床内科医会総会が平成26年4月13日(日)に東京商工会議所にて、神奈川県内科医学会の主管にて開催されました。10時から11時30分に総会が行われた後、ランチョンセミナー(11:45-12:45)の1「糖尿病の臨床研究と実地医家の役割」を横浜市大の寺内康夫教授に、2「慢性腎臓病診療と実地医家の役割」を聖マリアンナ医大の木村健二郎教授にお話いただきました。特製減塩ヘルシー弁当が振舞われました。その後、特別講演1(13:00-14:00)「平成26年診療報酬改定の核心と課題」を中央社会保険医療協議会委員 安達秀樹先生に、特別講演2(14:00-15:00)「新専門医制度について-総合診療専門医の新設-」を日本専門医制評価・認定機構理事長 早稲田大学理工学術院教授 池田康夫先生にお話いただきました。その後8階東商スカイルームにて懇親会が行われ、おいしいお料理とグランドピアノ演奏に心いやされました。

【平成26年度定時総会時学術講演会報告】
 平成26年度定時総会は、平成26年5月17日(土)神奈川県総合医療会館7階講堂にて開催され、引き続き学術講演会が行われました。宮川政昭副会長の開会の挨拶のあと、東海大学医学部専門診療学系産婦人科学教授であり東海大学医学部付属病院遺伝子診療科科長でもある和泉俊一郎先生をお招きし、中佳一会長が座長を務め特別講演「これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと」をお話しいただきました。ご講演の内容を簡単に紹介します。
 実際に保険収載されている遺伝子検査は神経疾患に関するものが多い。遺伝子検査の目的は確定診断と発症前診断と保因者診断と出生前診断である。全国的には遺伝専門医の数はまだ少ない。近年、遺伝子診断についてはしっかりとしたガイドラインができており、個人情報に留意しながらきちんとしたカウンセリングを行うことが期待されている。陰性のときは問題ないが陽性のときは、保因者診断の場合はその人の子孫において、発症前診断の場合はその人の将来において発病への危惧を与えることになるため、検査結果への対応を事前に考えておかなければならない。よって一般臨床医でも最低限の遺伝カウンセリング能力を身に着ける必要があると思われる。
 「ゲノム」とはその人が持つすべての遺伝情報のことである。2003年にヒトの全ゲノムが解明されたが、遺伝子については未知のことが多く残されている。飢餓や塩分不足の環境を有利に生き抜くために祖先から引き継いだ遺伝子が、現代人にとっては糖尿病や高血圧を引き起こす原因になっていることは皮肉なことである。これらの病気は遺伝因子と環境因子の複合によって発症する多因子遺伝病である。純粋に遺伝因子による病気は単一遺伝病であり、一方純粋に環境因子によるのは事故や感染症などである。
 遺伝性の病気の因子を保有している人は意外に多い。遺伝子とその表現型について、優勢・劣勢の遺伝形式での因子の受け継がれ方と表現型の出現頻度についてわかりやすく説明した。まれな遺伝性の疾患であっても近親婚の場合は発症する確率が高くなるので要注意である。
 2003年のゲノムプロジェクトの時代に較べると、次世代シークエンサーの登場により今日ではゲノム解析はきわめて早く安く簡単に行えるようになった。ゲノム医療の時代は現実のものとなりつつある。近未来の日本を舞台にしたアニメーション「ゲノムカード」を供覧した。このアニメにおいて、近未来の医療では各人の遺伝子の個人差に基づいて診断治療が行われるようになること、健康は遺伝子だけでは決まらないこと、究極の個人情報であるゲノム情報を保護することの重要性などが示された。ヒトとチンパンジーのゲノムの違いは1.2%、ヒトとヒトの間のゲノムの違いは0.1%に過ぎない。このわずかな違いにより治療の有効性や副作用の現れ方が人によって異なるのである。将来オーダーメイド医療を実現するためには、遺伝子と治療とにかかわる非常に多くの知見をデーターベース化していかなければならない。
 遺伝子がまったく同じである一卵性双胎であっても、その後の表現型が異なってくるのはゲノムの修飾(メチル化)が起こるからである。これが環境の影響による遺伝子のエピジェノミック変化であり、がん化するかしないかにも大きくかかわる点である。家族性に乳がんや卵巣がんが多発する疾患にHBOC(Hereditary Breast and Ovarian Cancer:遺伝性乳がん卵巣がん症候群)がある。この疾患では乳腺の細胞のDNA損傷をを修復するBRCA遺伝子に変異がみられ、男性の乳がんや前立腺がんの発症にも強く関与している。しかし発がん遺伝子についてはまだ不明な点が多い。
 最近話題になっているNIPT(NonInvasive Prenatal genetic Testing:無侵襲的出生前遺伝学検査)は母親からの20mlの採血で胎児の遺伝子異常を知ることができ、感度・特異度も高い検査である。ダウン症は母親の年齢が上がるにつれ発症が多くなることが知られているが、20-29歳においても1000分の1の確率でダウン症が発生する。35歳以上で発症が急に増えるので、羊水穿刺により胎児の遺伝子異常を確認することが多くなるが。一方、羊水穿刺による流産リスクも200人に1人ある。NIPTにより羊水穿刺による流産リスクを回避することができるのは福音だが、NIPT陽性でも若い母親ほど遺伝子異常がない場合も多いため正常の胎児を堕してしまう恐れがある。そこでNIPTが陽性であっても羊水穿刺が必要となれば、羊水穿刺による流産のリスクの問題に再び突き当たることになる。また、そもそもダウン症児には人として生きる資格がないのかという根源的な問いかけに答えることができるのだろうか?[終]
 講演終了後、梶原光令副会長の閉会の挨拶のあと、総合医療会館1階にて演者を交えて情報交換会が持たれ、盛況のうちに終了いたしました。

【第39回臨床医学研修講座予告】
 第39回臨床医学研修講座は、平成26年11月1日(土)14時-15時頃より北里大学病院にて第5地区相模原市内科医会の協力、北里大学医学部の主管にて開催されます。新病院の見学会のあと講義室にていくつかのご講演をお聴きしたあと、新病院食堂にて懇親会がもたれる予定です。

【おわりに】
  学術Ⅰ委員会は平成22年度まで部会長をされた伊藤正吾先生の後を引き継ぎ、平成23年度より新たな体制で活動を開始いたしました。平成26年度も中佳一会長のご指導のもと、今までの長い歴史のある講演会に新たな変更や発展を加えながら、4つの基本講演会を開催していきたいと思います。今後とも、神奈川県内科医学会本体事業である学術1部会の講演会開催にご協力とご参加をお願い申し上げます。

神奈川県内科医学会平成26年度定時総会時学術講演会 特別講演 「これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと」2014年5月17日

神奈川県内科医学会平成26年度定時総会時学術講演会
特別講演 「これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと」
東海大学医学部 専門診療学系産婦人科学 教授
東海大学医学部付属病院 遺伝子診療科 科長 和泉 俊一郎

実際に保険収載されている遺伝子検査は神経疾患に関するものが多い。遺伝子検査の目的は確定診断と発症前診断と保因者診断と出生前診断である。全国的には遺伝専門医の数はまだ少ない。近年、遺伝子診断についてはしっかりとしたガイドラインができており、個人情報に留意しながらきちんとしたカウンセリングを行うことが期待されている。陰性のときは問題ないが陽性のときは、保因者診断の場合はその人の子孫において、発症前診断の場合はその人の将来において発病への危惧を与えることになるため、検査結果への対応を事前に考えておかなければならない。よって一般臨床医でも最低限の遺伝カウンセリング能力を身に着ける必要があると思われる。

「ゲノム」とはその人が持つすべての遺伝情報のことである。2003年にヒトの全ゲノムが解明されたが、遺伝子については未知のことが多く残されている。飢餓や塩分不足の環境を有利に生き抜くために祖先から引き継いだ遺伝子が、現代人にとっては糖尿病や高血圧を引き起こす原因になっていることは皮肉なことである。これらの病気は遺伝因子と環境因子の複合によって発症する多因子遺伝病である。純粋に遺伝因子による病気は単一遺伝病であり、一方純粋に環境因子によるのは事故や感染症などである。

遺伝性の病気の因子を保有している人は意外に多い。遺伝子とその表現型について、優勢・劣勢の遺伝形式での因子の受け継がれ方と表現型の出現頻度についてわかりやすく説明した。まれな遺伝性の疾患であっても近親婚の場合は発症する確率が高くなるので要注意である。

2003年のゲノムプロジェクトの時代に較べると、次世代シークエンサーの登場により今日ではゲノム解析はきわめて早く安く簡単に行えるようになった。ゲノム医療の時代は現実のものとなりつつある。近未来の日本を舞台にしたアニメーション「ゲノムカード」を供覧した。このアニメにおいて、近未来の医療では各人の遺伝子の個人差に基づいて診断治療が行われるようになること、健康は遺伝子だけでは決まらないこと、究極の個人情報であるゲノム情報を保護することの重要性などが示された。ヒトとチンパンジーのゲノムの違いは1.2%、ヒトとヒトの間のゲノムの違いは0.1%に過ぎない。このわずかな違いにより治療の有効性や副作用の現れ方が人によって異なるのである。将来オーダーメイド医療を実現するためには、遺伝子と治療とにかかわる非常に多くの知見をデーターベース化していかなければならない。

遺伝子がまったく同じである一卵性双胎であっても、その後の表現型が異なってくるのはゲノムの修飾(メチル化)が起こるからである。これが環境の影響による遺伝子のエピジェノミック変化であり、がん化するかしないかにも大きくかかわる点である。家族性に乳がんや卵巣がんが多発する疾患にHBOC(Hereditary Breast and Ovarian Cancer:遺伝性乳がん卵巣がん症候群)がある。この疾患では乳腺の細胞のDNA損傷をを修復するBRCA遺伝子に変異がみられ、男性の乳がんや前立腺がんの発症にも強く関与している。しかし発がん遺伝子についてはまだ不明な点が多い。

最近話題になっているNIPT(NonInvasive Prenatal genetic Testing:無侵襲的出生前遺伝学検査)は母親からの20mlの採血で胎児の遺伝子異常を知ることができ、感度・特異度も高い検査である。ダウン症は母親の年齢が上がるにつれ発症が多くなることが知られているが、20-29歳においても1000分の1の確率でダウン症が発生する。35歳以上で発症が急に増えるので、羊水穿刺により胎児の遺伝子異常を確認することが多くなるが。一方、羊水穿刺による流産リスクも200人に1人ある。NIPTにより羊水穿刺による流産リスクを回避することができるのは福音だが、NIPT陽性でも若い母親ほど遺伝子異常がない場合も多いため正常の胎児を堕してしまう恐れがある。そこでNIPTが陽性であっても羊水穿刺が必要となれば、羊水穿刺による流産のリスクの問題に再び突き当たることになる。また、そもそもダウン症児には人として生きる資格がないのかという根源的な問いかけに答えることができるのだろうか?

2014年5月26日月曜日

神奈川県内科医学会平成26年度定時総会時学術講演会特別講演 「これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと」

神奈川県内科医学会平成26年度定時総会時学術講演会特別講演
 「これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと」
東海大学医学部 専門診療学系産婦人科学 教授
東海大学医学部付属病院 遺伝子診療科 科長 和泉 俊一郎

遺伝子検査 保険収載されているものは神経疾患が多い。遺伝専門医は少ない。一般臨床医は最低限の遺伝カウンセリング能力を身に着ける必要がある。
遺伝子検査は保険収載され商業ベースにのっているもの、保険収載されてはいないが商業ベースにのっているもの、商業ベースにのっていない研究室段階のものがある。
2003年にヒトの全ゲノムが解明され、ゲノムマップを手に入れることができるようになった。
病気は遺伝因子と環境因子の複合によって起こる。純粋に遺伝因子によって起こるのは、単一遺伝病であり、一方純粋に環境因子で起こるのは事故や感染症などである。糖尿病や高血圧は多因子遺伝病であり、遺伝因子と環境因子の絡み合いによって発症する。
次世代シークエンサーの登場によりゲノム解析はきわめて簡単になった。
近未来の日本を舞台にしたアニメーション「ゲノムカード」において、近未来の医療では各人の遺伝子の個人差に基づいて診断治療が行われるようになること、健康は遺伝子だけでは決まらないこと、究極の個人情報であるゲノム情報を保護することの重要性などが示された。
ヒトとチンパンジーのゲノムの違いは1.2%、ヒトとヒトの間のゲノムの違いは0.1%に過ぎない。
オーダーメイド医療
ゲノムの修飾(メチル化)エピジェノミック変化
HBOC(Hereditary Breast and Ovarian Cancer:遺伝性乳がん卵巣がん症候群)
家族性卵巣がんBRCA1、BRCA2の病的変異保有率、不明な点も多い。
NIPT(NonInvasive Prenatal genetic Testing:無侵襲的出生前遺伝学検査)は20mlの採血で遺伝子異常を知ることができる。ダウン症は母親の年齢が上がるにつれ発症が多くなる。20-29歳において1000分の1の確率でダウン症発生する。35歳以上で急に増える。羊水穿刺による流産リスクも200人に1人ある。

2014年5月20日火曜日

超高齢化社会においての医療提供体制はどうあるべきか(日臨内ニュース原稿依頼)

                                                                                平成26年5月20日
 
久保田 毅 先生

謹啓
先生におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
日ごろは神奈川県内科医学会の活動に格別のご尽力を賜り心より御礼申し上げます。

先日の神奈川県内科医学会定時総会お疲れ様でした。
超高齢社会にあって在宅医療委員会の活動がますます重要になってきていることを
強く感じました。

さて、先生もご存知の日本臨床内科医会では「日臨内ニュース」を
隔月に発刊しております。このたび連載シリーズ「医療連携」において、
新テーマ「超高齢化社会においての医療提供体制はどうあるべきか」が
開始されます。各回、日本全国のいろいろな見識ある先生に執筆をお願いしている
ところでございますが、神奈川県からの記事を8月25日号の日臨内ニュースに
掲載いたしたく思いますので、ご多忙中とは存じますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
下記のサブテーマを参考にしていただければと思います。

日ごろ先生がお考えになっていることを、神奈川県のみならず全国に発信する
よい機会ではないかと考えております。
では先生のますますのご活躍を祈念しております。
取り急ぎメールにてお願いまで。         敬具

             日本臨床内科医会 ニュース編集委員 副委員長
             神奈川県内科医学会 学術1部会長
             岡 正直

    記

字数  本文のみ 800字~1000字
    題名は別途12字以内でお願いします

締切  7月15日

原稿送付先 

株式会社 ヘルス通信社(担当 佐田立美)
     メールアドレス sada@health-m.co.jp
     住所  〒231-0821 神奈川県横浜市中区本牧原21
                               ベイシティ本牧南4-803
     TEL 045-568-3317
     FAX 045-516-0100     


(資料)支部ニュース委員からの報告 新テーマに関して

メインテーマ
 超高齢化社会においての医療提供体制はどうあるべきか

サブテーマ
 医療連携
  病院と診療所の役割(医師の偏在を含め)
  かかりつけ医の位置づけをどう考えるか(総合診療医の問題も含めて)
  逆紹介の問題点(具体例も含めて)
 高齢者医療
  高齢者の救急医療
  認知症高齢者のケア
  高齢者における総合的機能評価の利用例と問題点
  独居高齢者の医療
 在宅
  看取りに関して(在宅・高齢者施設での看取り)
在宅療養診療所としての実行例(従来型・強化型)
介護のトラブル
介護保険によるサービスの連携(地域包括センターとの連携を含めて)
訪問看護ステーションとの連携
在宅医療における歯科医師、薬剤師との連携 

2014年5月16日金曜日

神奈川県内科医学会 平成26年定時総会時学術講演会 2014年5月17日アンケート

神奈川県内科医学会 平成26定時総会時学術講演会
2014517日アンケート

 本日は、神奈川県内科医学会平成26定時総会時学術講演会にご参加いただき、誠にありがとうございます。今後の講演会の企画・運営に役立てたいと存じますので、なにとぞ以下のアンケートにお答えいただければ幸いです。今後とも神奈川県内科医学会の活動にご協力のほどお願い申し上げます。
学術1部会 部会長 岡 正直 

1.あなたは神奈川県内科医学会の会員ですか?  [はい]  [いいえ]

2.本日の講演会のことをどうやってお知りになりましたか? (複数回答可)

[FAX] [ちらし] [製薬会社MR] [神内医ニュース] [会報] [会議で] [ホームページ]
[ツイッター] [はがき] [知り合いから] [その他                     ]

3.本日の講演会に参加された動機は何でしょうか? (複数回答可)

[神内医の講演会だから] [テーマに興味があったから] [点数がとれるから]
[その他                                            ]

4.本日の講演はあなたにとって役に立ったと思われますか?また、時間配分は適切でしたか?

これからは遺伝子医療の時代:知っておきたいこと
東海大学医学部 専門診療学系 産婦人科学教授
東海大学医学部付属病院 遺伝子診療科科長   和泉俊一郎 先生

講演内容  [とても役立った] [役立った] [理解できなかった]
時間配分  [短い] [やや短い] [適切] [やや長い] [長い]  

5.今後の講演会で取り上げてほしいテーマや演者があれば教えてください。(医療関係以外のテーマでも結構です)

テーマ  [                                       ]

演者   [                                        ]

6.あなたの年齢、所属機関や専門分野を問題ない範囲で教えてください。

年齢   [30以下] [31-40] [41-50] [51-60] [61-70] [71-80] [81以上]

所属機関 [診療所] [病院] [大学] [その他:                  ]

専門分野 [                                         ]


ありがとうございました 

2014年5月15日木曜日

港南区医師会 情報システム部 事業活動報告 総会資料

情報システム部  部長 岡 正直

  1.ホームページの運用・管理の充実を図った。

    2.ORCA(日医標準レセプトソフト)への対応と普及に努めた。

  3.日医・県医・他都市医師会並びに区医師会との連携を推進した。

  4.横浜市医師会の部会に出席し市医との連携を推進した。

  5.レセプト請求システムへの対応を行った。

神奈川県内科医学会評議員会および総会 司会進行 2014年5月17日15:30-

        〔神奈川県内科医学会評議員会 司会進行〕
1.開  会
【小林】 只今より、平成26年度神奈川県内科医学会評議員会を開催致します。
 本日の司会を務めさせていただきます、神奈川県内科医学会幹事の小林です。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、お手元の次第に沿って進めさせていただきます。
開会のご挨拶を羽鳥副会長お願いいたします。
 
【羽鳥】  【羽鳥副会長より  開会挨拶】
2.会長挨拶
【小林】  羽鳥副会長、ありがとうございました。
続きまして、会長挨拶を中会長お願いいたします。
 
【 中 】  【中会長 挨拶】
【小林】  中会長ありがとうございました。
3.議長選出
【小林】 只今から議事に入りますが、その前に評議員会議長を選出したいと思います。この評議員会議長の選出については特に規定がありませんので、司会一任ということでよろしいでしょうか。
               【了   承】
      それでは、第1地区(戸塚区)の新海(しんかい) 毅(たけし)先生にお願いしたいと思いま
す。新海先生壇上へお願いいたします。


4.議  事
【新海】 暫時議長の大任を務めさせて戴きます。
     議事が円滑に進行しますよう宜しくご協力の程をお願い致します。
 〔第1号議案・第2号議案〕
【新海】 それでは、第1号議案「平成25年度会務報告承認の件」並びに第2号議案「平成25年度決算承認の件」を一括して上程致します。
 第1号議案は、武田幹事から、第2号議案は、井野元幹事から、それぞれ議案の説明をお願い致します。
【武田】 第1号議案「平成25年度会務報告」を説明いたします。
 1ページをご覧下さい。
 【武田幹事より 平成25年度会務報告 説明】(P.1~26)
【井野元】 第2号議案「平成25年度決算」を説明いたします。
     27ページをご覧下さい。
 【井野元幹事より 平成25年度決算報告 説明】(P.27~30)
 
【新海】 続いて、平成25年度決算の監査報告を中島監事よりお願い致します。
      
【中島】 【中島監事より 監査報告】
【新海】 以上で第1号議案並びに第2号議案の説明は終了致しました。
   これより質疑を行います。ご質疑のある方は順次ご発言をお願い致します。
『質疑応答』 / 『な  し』
【新海】 (他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
裁決は区分して行います。
 第1号議案「平成25年度会務報告」についてこれを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第1号議案は可決承認されました。
     続いて、第2号議案「平成25年度決算」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
    『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第2号議案は可決承認されました。
 〔第3号議案・第4号議案〕
【新海】 続いて、第3号議案「平成26年度事業計画承認の件」並びに第4号議案「平成26年度予算承認の件」を一括上程致します。
 第3号議案は岡 幹事から、第4号議案は井野元幹事から、それぞれ議案の説明をお願い致します。
【 岡 】 第3号議案「平成26年度事業計画案」を説明いたします。
     31ページをご覧下さい。
 【岡 幹事より 平成26年度 事業計画案 説明】(P.31~37)
【井野元】 第4号議案「平成26年度予算案」を説明いたします。
 38ページをご覧下さい。
 【井野元幹事より 平成26年度 予算案 説明】(P.38~40)
           
【新海】 以上で第3号議案並びに第4号議案の説明は終了致しました。
これより質疑を行います。ご質疑のある方は順次ご発言をお願い致します。 
     『質疑応答』 / 『な  し』
【新海】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第3号議案「平成26年度事業計画承認の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第3号議案は可決承認されました。
     続いて、第4号議案「平成26年度予算承認の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第4号議案は可決承認されました。
     
 〔第5号議案〕
【新海】 続いて、第5号議案「会則改正の件」を上程致します。
 第5号議案は西郡幹事から、説明をお願い致します。
【西郡】 第5号議案「会則改正の件」を説明いたします。
 41ページをご覧下さい。
 【西郡幹事より 会則改正の件 説明】(P.41~51)
【新海】 以上で第5号議案の説明は終了致しました。
 これより質疑を行います。ご質疑のある方は順次ご発言をお願い致します。 
    『質疑応答』 / 『な  し』
【新海】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第5号議案「会則改正の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第5号議案は可決承認されました。
〔第6号議案〕
【新海】 続いて、第6号議案「COI指針の件」を上程致します。
 第6号議案は岡 幹事から、説明をお願い致します。
【 岡 】 第6号議案「COI指針の件」を説明いたします。(P.52~62)
 52ページをご覧下さい。
【岡 幹事より COI指針の件 説明】
【新海】 以上で第6号議案の説明は終了致しました。
 これより質疑を行います。ご質疑のある方は順次ご発言をお願い致します。 
    『質疑応答』 / 『な  し』
【新海】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第6号議案「COI指針の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【新海】 総員挙手(挙手多数)により第6号議案は可決承認されました。
〔第7号議案〕
【新海】 続いて、第7号議案「その他の件」につきまして、ご発言はございませんでしょうか。
『○○○○』 / 『な  し』
【新海】 (他に)無ければ、以上で本評議員会においての予定された諸議案の審議は、議事は全て終了致しましたので、議長の職を降りさせて戴きます。
 なお、本件については、定時総会の評議員会報告に於いて、私よりご報
    告させていただきます。
     ご協力有難うございました。
【小林】  新海先生、ありがとうございました。
5.閉 会
【小林】  最後に閉会のご挨拶を、山本副会長よりお願いいたします。
【山本】  【山本副会長 閉会挨拶】
【小林】  山本副会長、ありがとうございました。
これにて、評議員会を終了させていただきます。
 なお、16時00分より、同会場にて定時総会を開催いたします。




                          
       〔平成26年度神奈川県内科医学会総会 司会進行〕
【橋本】ただいまより、平成26年度神奈川県内科医学会定時総会を開催致します。
本日の司会を務めさせていただきます神奈川県内科医学会総務部の橋本です。
どうぞよろしくお願いいたします。
総会を進める前に、一つお知らせがございます。
受付でお配りした資料の中にプログラムの正誤表が入っていたと思いますが、二点訂正がございますので、ご説明させていただきます。
まず、最初の次第の部分ですが、「7.表彰式」に「第76回集談会優秀演題表彰」とありますが、正しくは「第77回集談会優秀演題表彰」となります。
次に13ページの右側の上から7行目「(2)神奈川県内科医学会報(年1回発行)」の箇所に「1.第36号 平成2445年10月1日」とありますが、正しくは、「1.第36号 平成25年10月1日」となります。
大変申し訳ございません。
それでは、お手元の次第に沿って進めさせていただきます。
開会のご挨拶を沼田副会長お願いいたします。
 
1.開  会
【沼田】     【沼田副会長より  開会挨拶】
2.黙  祷
【橋本】平成25年度お亡くなりになられました先生方を偲んで黙祷を捧げたいと思います。物故会員名簿は受付で配布した資料にございますので、ご参照ください。
    それでは、お起立下さい。 黙祷。
     【黙  祷】
       
【橋本】 ありがとうございました。
  続きまして、会長挨拶を中会長お願いいたします。
3.会長挨拶
【 中 】     【中会長より 挨  拶】
【橋本】 中会長ありがとうございました。
4.議長選出
【橋本】 ただいまから議事に入りますが、その前に議長を選出したいと思います。
中会長にお願いするということで、よろしいでしょうか。
             (了   承)
     それでは、中会長壇上へお願いいたします。

【 中 】 暫時議長の大任を務めさせて戴きます。
     議事が円滑に進行しますよう宜しくご協力の程をお願い致します。
 まず、本日午後3時30分より開催されました評議員会のご報告を評議員会議長の新海先生お願いいたします。
5.評議員会報告
【新海】 それでは、本日3時30分より開催されました評議員会についてご報告いたします。
 中会長からご挨拶の後、議長選出が行われ、私が選ばれ、議事を進行いたしました。
 議事は、25年度会務報告を武田幹事、25年度決算を井野元幹事、25年度決算に関する監査報告を中島監事、26年度事業計画案を岡 幹事、26年度予算案を井野元幹事、会則改正の件を西郡幹事、COI指針の件を岡 幹事からそれぞれご説明をしていただき、採決の結果原案のとおりで全て了承されました。
 以上です。
6.議事
【 中 】 新海先生ありがとうございました。
     それでは、議事に入ります。
 〔第1号議案・第2号議案〕
【 中 】 それでは、第1号議案「平成25年度会務報告承認の件」並びに第2号議案「平成25年度決算承認の件」を一括して上程致します。
 第1号議案は、武田幹事から、第2号議案は、井野元幹事から、それぞれ議案の説明をお願い致します。
【武田】 第1号議案「平成25年度会務報告」を説明いたします。
 1ページをご覧下さい。
 【武田幹事より  平成25年度会務報告 説明】(P.1~26)
【井野元】 第2号議案「平成25年度決算」を説明いたします。
      27ページをご覧下さい。
 
【井野元幹事より 平成25年度決算報告 説明】(P.27~30)
【 中 】 続いて、平成25年度決算の監査報告を遠藤監事よりお願い致します。
      
【遠藤】 【遠藤監事より 監査報告】
【 中 】 以上で第1号議案並びに第2号議案の説明は終了致しました。
   これより質疑を行います。質疑のある方はご発言をお願い致します。
『質疑応答』 / 『な  し』
【 中 】 (他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
裁決は区分して行います。
 第1号議案「平成25年度会務報告承認の件」についてこれを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第1号議案は可決承認されました。
     続いて、第2号議案「平成25年度決算承認の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
    『総員挙手/挙手多数』
【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第2号議案は可決承認されました。
 〔第3号議案・第4号議案〕
【 中 】 続いて、第3号議案「平成26年度事業計画承認の件」並びに第4号議案「平成26年度予算承認の件」を一括上程致します。
 第3号議案は岡 幹事から、第4号議案は井野元幹事から、それぞれ議案の説明をお願い致します。
【 岡 】 第3号議案「平成26年度事業計画案」を説明いたします。
     31ページをご覧下さい。
 【岡幹事より 平成26年度 事業計画案 説明】(P.31~37)
【井野元】 第4号議案「平成26年度予算案」を説明いたします。
  38ページをご覧下さい。
 【井野元幹事より 平成26年度 予算案 説明】(P.38~40)
           
【 中 】 以上で第3号議案並びに第4号議案の説明は終了致しました。
 これより質疑を行います。質疑のある方はご発言をお願い致します。 
    『質疑応答』 / 『な  し』
【 中 】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第3号議案「平成26年度事業計画案承認の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』

【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第3号議案は可決承認されました。
     続いて、第4号議案「平成26年度予算承認の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第4号議案は可決承認されました。
 〔第5号議案〕
【 中 】 続いて、第5号議案「会則改正の件」を上程致します。
 第5号議案は西郡幹事から、説明をお願い致します。
【西郡】 第5号議案「会則改正の件」を説明いたします。
 41ページをご覧ください。
 【西郡幹事より  会則改正の件 説明】(P.41~51)
【 中 】 以上で第5号議案の説明は終了致しました。
 これより質疑を行います。質疑のある方はご発言をお願い致します。 
    『質疑応答』 / 『な  し』
【 中 】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第5号議案「会則改正の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第5号議案は可決承認されました。
 〔第6号議案〕
【 中 】 続いて、第6号議案「COI指針の件」を上程致します。
 第6号議案は岡 幹事から、説明をお願い致します。

【武田】 第6号議案「COI指針の件」を説明いたします。
 52ページをご覧下さい。
   【岡 幹事より  COI指針の件 説明】
【 中 】 以上で第6号議案の説明は終了致しました。
 これより質疑を行います。質疑のある方はご発言をお願い致します。 
    『質疑応答』 / 『な  し』
【 中 】(他に)ご発言が無いものと思われますので、これより裁決を致します。
 第6号議案「COI指針の件」について、これを原案のとおり承認することに、賛成の方は挙手を願います。
『総員挙手/挙手多数』
【 中 】 総員挙手(挙手多数)により第6号議案は可決承認されました。
〔第7号議案〕
【 中 】 続いて、第7号議案「その他の件」につきまして、ご発言はございませんでしょうか。
『○○○○』 / 『な  し』
【 中 】(他に)無ければ、以上で定時総会において予定された諸議案の審議は、全て終了致しましたので、議長の職を降りさせて戴きます。
長時間ご協力有難うございました。
7.表彰式
【橋本】中会長、ありがとうございました。
続いて、感謝状並びに表彰状の贈呈式を行います。
感謝状は、昨年9月の第38回臨床医学研修講座の開催にご尽力をいただきました聖マリアンナ医科大学と本年2月に第77回集談会の開催にご尽力いただきました川崎市内科医会に贈呈されます。
    表彰状は、各地区内科医会よりご推薦のありました先生方と第77回集談会の優秀演題に選定されました先生に贈呈されます。
   お一方ずつ、お名前をお呼びいたしますので、ご登壇ください。
   それでは、感謝状は
第38回臨床医学研修講座の開催にご尽力いただきました
聖マリアンナ医科大学 宮澤 輝臣(みやざわ てるおみ)先生
第77回集談会の開催にご尽力いただきました
 川崎市内科医会 鶴谷 孝(つるや たかし)先生
  続きまして、神奈川県内科医学会表彰は
第1地区  三谷 和彦(みたに かずひこ)先生
第2地区  宍戸 寛治(ししど かんじ)先生
      竹中 希久夫(たけなか きくお)先生 ※欠席
      古河 哲哉(こがわ てつや)先生
第3地区  塚本 光嘉(つかもと みつよし)先生
      
第4地区  高岸 泰(たかぎし とおる)先生
三輪 正彦(みわ まさひこ)先生 ※欠席
坪井 秀夫(つぼい ひでお)先生 
 浜野 均(はまの ひとし)先生
武井 和夫(たけい かずお)先生
第5地区  土橋 健(つちはし たけし)先生 ※欠席
小林 一雄(こばやし かずお)先生
小林 直之(こばやし なおゆき)先生
的場 清和(まとば きよかず)先生 ※欠席
間下 信昭(ましも のぶあき)先生
    続きまして、第77回集談会優秀演題表彰は
     高山クリニック  高山 鉄郎(たかやま てつろう)先生
     横須賀市内科医会 岩澤 孝昌(いわさわ たかまさ)先生
    以上2団体、17名の先生に贈呈されます。
それでは、中会長お願いいたします。
             【感謝状・金一封贈呈】
【表彰状・記念品贈呈】
【橋本】先生方、おめでとうございました。
    続きまして、事業委員会報告に入ります。
    神奈川県内科医学会では、9つの事業委員会が活発に活動されております。
    まず、糖尿病対策委員会 委員長 松葉先生、お願いします。
【松葉先生 事業委員会報告】
【橋本】松葉先生、ありがとうございました。
    続きまして、神奈川肝炎対策委員会 委員長 宮本先生、お願いいたします。
【宮本先生 事業委員会報告】
【橋本】宮本先生、ありがとうございました。
    続きまして、認知症対策委員会 委員長 渡部先生、お願いいたします。
【渡部先生 事業委員会報告】
【橋本】渡部先生、ありがとうございました。
    続きまして、神奈川高血圧腎疾患対策委員会 委員長 佐藤先生お願いいたします。
【佐藤先生 事業委員会報告】
【橋本】佐藤先生、ありがとうございました。
    続きまして、呼吸器疾患対策委員会ですが、 委員長の西川先生が御欠席のため、副委員長の小野先生、お願いいたします。
【小野先生 事業委員会報告】
【橋本】小野先生、ありがとうございました。
    続きまして、神奈川禁煙・分煙推進委員会 委員長 長谷先生お願いいたします。
【長谷先生 事業委員会報告】
【橋本】長谷先生、ありがとうございました。
    続きまして、ジェネリック問題対策委員会 委員長の湯浅先生お願いいたします。
【湯浅先生 事業委員会報告】
【橋本】湯浅先生、ありがとうございました。
    続きまして、在宅医療委員会 委員長 久保田先生お願いいたします。
【久保田先生 事業委員会報告】
【橋本】久保田先生、ありがとうございました。
    続きまして、シニア委員会 委員長 中山先生お願いいたします。
【中山先生 事業委員会報告】
【橋本】中山先生、ありがとうございました。
    これで事業委員会報告を終了いたします。

9.閉 会
【橋本】それでは、最後に、閉会のご挨拶を髙木副会長お願いいたします。
       【髙木副会長より  閉会挨拶】
【橋本】髙木副会長ありがとうございました。
 これにて、定時総会を終了させていただきます。
    なお、この後、学術講演会を行います。
ご協力ありがとうございました。