事業報告
総務企画部会(総務部会長 岡 正直)
(1)総務企画部会開催(7月9日、10月1日、11月5日、11月26日、1月7日、2月4日、3月11日、4月8日)
隔月に(第32回日本臨床内科医学会終了後は毎月)、幹事会の概ね前週に開催され、幹事会の議案について検討、県内科医学会事業の運営について、担当部会との調整を図った。年間行事の計画立案と日程調整、議事内容等の運営を担当した。
(2)幹事会・会長会開催( 6月21日、7月19日、9月20日、10月18日、11月15日、12月1日、1月17日、2月21日、3月28日、4月18日)
基幹会議の運営・進行を担当し、円滑な会務が遂行出来るよう会場設置、スポンサーの確保、出欠の把握、議事録の作成を行った。
(3)評議委員会・定時総会
平成30年5月26日(土)に神奈川県総合医療会館会館にて平成30年度定時総会が開催された。平成30年に限っては、9月に行われる第32回日本臨床内科医学会に力を集中するため、議事と表彰のみで学術講演会は行われなかった。
午後4時より岡幹事の司会により評議員会を開始、山本副会長の開会挨拶に続いて宮川会長の挨拶があり、原幹事が議長に推薦された。平成29年度の事業報告を國島幹事、決算承認を井野元幹事と正山監事、平成30年度の事業計画を國島幹事、予算承認を井野元幹事が説明し、すべての議案が承認された。小野副会長の閉会挨拶のあと、午後4時22分より永井幹事の司会により定時総会を開始、岩澤副会長の開会挨拶に続いて宮川会長の挨拶があり、物故会員への黙祷のあと、宮川会長が議長に選出された。原幹事より評議員会報告があり、議案の説明は評議員会と同じ幹事および監事が行い、すべて承認された。
表彰式では、平成29年の第42回臨床医学研修講座を担当した聖マリアンナ医科大学に感謝状が贈呈され、引き続き第1地区から第5地区より推薦された会員に表彰状が贈呈された。その後、12の事業委員会の委員長または副委員長により事業委員会報告が行われ、最後に出川副会長の閉会の挨拶にて会は午後6時に終了した。
(4)第32回日本臨床内科医学会
平成30年9月16日(日)と17日(月祝)にパシフィコ横浜会議センターにて第32回日本臨床内科医学会が当会主催で開催された。協力企業はゴールデンチャイルド社と近畿日本ツーリスト。ウェブサイトはhttp://kanagawamed.org/jpa32/。天候にもめぐまれ、1600人超の参加者を記録し、企画内容についても各方面より高い評価を頂戴した。
(5)臨床医学研修講座
平成30年の臨床医学研修講座は9月の第32回日本臨床内科医学会に統合するため開催されなかった。
(6)新春学術講演会
平成31年新春学術講演会は平成31年1月17日(木)19:00~横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ5F「日輪」にて禁煙推進委員会と心臓血管病対策委員会の担当で開催された。宮川政昭会長の開会の挨拶のあと2つの講演が行われた。その内容を簡単に紹介する。
講演1「内科医が知るべき禁煙医療」
座長:神奈川県内科医学会禁煙推進委員会 委員 山田峰彦
演者:神奈川県内科医学会禁煙推進委員会 委員長 長谷 章
日本の成人の主たる死因は高血圧と喫煙によるものである。平成16年に当委員会は「禁煙分煙推進委員会」として発足した。「禁煙指導マニュアル」「禁煙医療のための基礎知識」といった書籍を刊行し、神奈川新聞社とのセミナーの企画、平成19年に神奈川県知事に要望書を提出し、平成20年に全国に先駆けて神奈川県で受動喫煙防止条例の制定を実現した。今後、我が国でのオリンピック開催に向け、名称を「禁煙推進委員会」と改め、禁煙推進活動を全国に広げて行きたいと考えている。
実は喫煙者の6~7割はタバコを止めたいと思っている。喫煙者は10年短命で、病気や障害で苦しむ期間は5年長い。喫煙は「ニコチン依存症」という病気であり、積極的な治療対象なのである。ニコチン依存には身体的依存と心理的依存がある。神経伝達物質の欠乏と認知の歪みを伴うことはうつ病に類似している。その治療法として、ニコチンパッチやニコチンガムを用いるニコチン置換療法やバレニクリン内服療法がある。これらと同時に動機づけ面接法を併せて行うことが有用である。副作用としての悪心嘔吐には漢方薬の「抑肝散陳皮半夏」が有効である。
最近煙の出ない加熱式タバコが登場し、タバコ産業によって健康被害が少ないかのようなキャンペーンがなされているが、その根拠は希薄と言わざるを得ない。現状は、タバコ産業が加熱式タバコの有害性についてのデータ集めを、日本人をモルモットにして行っていると考えられる。加熱式タバコと言えども、有害物質を周囲に拡散させることは明らかであり、受動喫煙の観点から、公共の場で吸うことが許されないことは言うまでもない。
講演2「最新の心不全治療」
座長:神奈川県内科医学会心臓血管病対策委員会 委員長 國島友之
演者:日本医科大学武蔵小杉病院 内科・循環器内科 教授 佐藤直樹 先生
超高齢社会を迎え、心不全患者数は急増している一方、心不全という病気の認知はあまり進んでいない。平成30年に改訂された心不全診療ガイドラインにおけるポイントは以下の通りである。(1)心不全の定義を明確化し、一般向けの定義も記載した(2)心不全とそのリスクの進展のステージと治療目標を記載した(3)心不全を、左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction:HFrEF)と LVEFが保たれた心不全(HF with preserved EF;:HFpEF)に加え、LVEF40~49%をHF with mid-range EF(HFmrEF)に分類して記載し、HFpEF improved(または HF with recovered EF)についても記載した(4)心不全診断アルゴリズムを作成した(5)心不全進展のステージをふまえ心不全予防の項を設定した(6)心不全治療アルゴリズムを作成した(7)併存症の病態と治療の記載を充実させた(8)急性心不全の治療において時間経過と病態をふまえたフローチャートを作成した(9)重症心不全における補助人工心臓治療のアルゴリズムを作成した(10)緩和ケアの記載を充実させた。
急性心不全の診療においては時間軸を念頭に初期対応を行うことが重要である。特にうっ血の評価がポイントである。なぜなら、うっ血により多臓器障害が進行するからである。3つのタイプ別に心不全治療を示す。
呼吸困難を主とした「肺水腫」心不全では、低酸素状態となっているためBiPAP(Bilevel Positive Airway Pressure)を早く行うこと。また収縮期血圧110以上なら硝酸薬スプレーも有効である。全身うっ滞を主とした「むくみ」心不全では、利尿薬(フロセミド)の早い投与がよい。水利尿作用のあるトルバプタンの早い段階での併用も望ましい。低心拍出を主とした「だるさ」心不全では、強心薬(ドブタミン)を早く投与することである。
心不全の緩和治療が癌の場合と異なる点は、心不全に対する治療自体が緩和ケアにつながることである。緩和ケアは終末期から始まるものではなく心不全が症候性となった早期の段階からAdvance Care Planning(ACP)を実施し、また多職種チームによる患者の身体的、心理的、精神的なニーズを頻回に評価することが重要である。
講演終了後、武田浩副会長の閉会の挨拶があり、別室で情報交換会が行われた。
(7)集談会
第81回集談会は平成31年3月2日(土)17:00~横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにて第1地区横浜内科学会の担当で開催された。講演会は17:00~20:00、5階 日輪ⅡⅢにて、第1地区以外の4地区からと横浜内科学会の7分科会から計11演題が発表された。演者(敬称略)と演題を紹介する。
呼吸器 浅岡雅人(神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科)
「当院で経験した過敏性肺炎の2症例(亜急性例・慢性例)」
消化器 小川祐二(横浜市立大学医学部 肝胆膵消化器病学教室)
「NAFLD/NASH 最新の知見について」
循環器 杉山 肇(いきいき杉山クリニック)
「BNPにて心不全を診断するコツについての考察」
糖尿病 石川 雅(いしかわ内科クリニック)
「インクレチンの最近の話題(GLP-1受容体作動薬を中心に)」
神経 山田人志(横浜神経内科・内科クリニック)
「パーキンソン病の認知機能障害と血中ホモシステインとの関連」
腎高血圧 春原須美玲(横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学)
「原発性アルドステロン症における24時間自由行動下血圧測定を含めた臨床的特徴の検討」
総合診療 長谷川 修(横浜市立大学 名誉教授)
「神経も忘れないで・・・糖尿病神経障害の評価とその意義」
第2地区 國島友之(国島医院・川崎市医師会)
「ASOに関するアンケート結果について」
第3地区 岩澤孝昌(横須賀市立うわまち病院)
「当院における慢性心不全患者のアドバンスケアプランニングの取り組み」
第4地区 古木隆元(秦野駅南口診療所・秦野伊勢原医師会)
「慢性腎臓病合併2型糖尿病症例におけるSGLT2阻害薬投与の影響(後ろ向き研究)SGLT2阻害薬に併用した降圧薬の腎機能に及ぼす影響の検討」
第5地区 金森 晃(かなもり内科・相模原市医師会)
「75歳以上高齢糖尿病患者の運動習慣と握力変化との関連性」
発表終了後、別室(4階 浜風)にて懇親会が持たれた。
(8)おわりに
平成30年度にて宮川政昭会長体制の第2期目が終了した。講演会の開催に製薬メーカーの共催が得にくくなり、関係者の苦労は大変なものとなっているが、長い歴史のある本体事業に新たな変更や発展を加えつつ、会のさらなる発展に努めたいと考えている。また第32回日本臨床内科医学会を成功に導くため、この3年間に開催準備に関係された多くの方々のご協力に心より感謝申し上げます。
2019年2月24日日曜日
2019年2月23日土曜日
新春学術講演会 2019.01.17
講演1「内科医が知るべき禁煙医療」禁煙推進委員会委員長 長谷 章
日本の成人の主たる死因は高血圧と喫煙によるものである。平成16年に当委員会は「禁煙分煙推進委員会」として発足した。「禁煙指導マニュアル」「禁煙医療のための基礎知識」といった書籍を刊行し、神奈川新聞社とのセミナーの企画、平成19年に神奈川県知事に要望書を提出し、平成20年に全国に先駆けて神奈川県で受動喫煙防止条例の制定を実現した。今後、我が国でのオリンピック開催に向け、名称を「禁煙推進委員会」と改め、禁煙推進活動を全国に広げて行きたいと考えている。
実は喫煙者の6~7割はタバコを止めたいと思っている。喫煙者は10年短命で、病気や障害で苦しむ期間は5年長い。喫煙は「ニコチン依存症」という病気であり、積極的な治療対象なのである。ニコチン依存には身体的依存と心理的依存がある。神経伝達物質の欠乏と認知の歪みを伴うことはうつ病に類似している。その治療法として、ニコチンパッチやニコチンガムを用いるニコチン置換療法やバレニクリン内服療法がある。これらと同時に動機づけ面接法を併せて行うことが有用である。副作用としての悪心嘔吐には漢方薬の「抑肝散陳皮半夏」が有効である。
最近煙の出ない加熱式タバコが登場し、タバコ産業によって健康被害が少ないかのようなキャンペーンがなされているが、その根拠は希薄と言わざるを得ない。現状は、タバコ産業が加熱式タバコの有害性についてのデータ集めを、日本人をモルモットにして行っていると考えられる。加熱式タバコと言えども、有害物質を周囲に拡散させることは明らかであり、受動喫煙の観点から、公共の場で吸うことが許されないことは言うまでもない。
日本の成人の主たる死因は高血圧と喫煙によるものである。平成16年に当委員会は「禁煙分煙推進委員会」として発足した。「禁煙指導マニュアル」「禁煙医療のための基礎知識」といった書籍を刊行し、神奈川新聞社とのセミナーの企画、平成19年に神奈川県知事に要望書を提出し、平成20年に全国に先駆けて神奈川県で受動喫煙防止条例の制定を実現した。今後、我が国でのオリンピック開催に向け、名称を「禁煙推進委員会」と改め、禁煙推進活動を全国に広げて行きたいと考えている。
実は喫煙者の6~7割はタバコを止めたいと思っている。喫煙者は10年短命で、病気や障害で苦しむ期間は5年長い。喫煙は「ニコチン依存症」という病気であり、積極的な治療対象なのである。ニコチン依存には身体的依存と心理的依存がある。神経伝達物質の欠乏と認知の歪みを伴うことはうつ病に類似している。その治療法として、ニコチンパッチやニコチンガムを用いるニコチン置換療法やバレニクリン内服療法がある。これらと同時に動機づけ面接法を併せて行うことが有用である。副作用としての悪心嘔吐には漢方薬の「抑肝散陳皮半夏」が有効である。
最近煙の出ない加熱式タバコが登場し、タバコ産業によって健康被害が少ないかのようなキャンペーンがなされているが、その根拠は希薄と言わざるを得ない。現状は、タバコ産業が加熱式タバコの有害性についてのデータ集めを、日本人をモルモットにして行っていると考えられる。加熱式タバコと言えども、有害物質を周囲に拡散させることは明らかであり、受動喫煙の観点から、公共の場で吸うことが許されないことは言うまでもない。
講演2「最新の心不全治療」日本医科大学武蔵小杉病院 内科・循環器内科 教授 佐藤直樹
超高齢社会を迎え、心不全患者数は急増している一方、心不全という病気の認知はあまり進んでいない。平成30年に改訂された心不全診療ガイドラインにおけるポイントは以下の通りである。(1)心不全の定義を明確化し、一般向けの定義も記載した(2)心不全とそのリスクの進展のステージと治療目標を記載した(3)心不全を、左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction:HFrEF)と LVEFが保たれた心不全(HF with preserved EF;:HFpEF)に加え、LVEF40~49%をHF with mid-range EF(HFmrEF)に分類して記載し、HFpEF improved(または HF with recovered EF)についても記載した(4)心不全診断アルゴリズムを作成した(5)心不全進展のステージをふまえ心不全予防の項を設定した(6)心不全治療アルゴリズムを作成した(7)併存症の病態と治療の記載を充実させた(8)急性心不全の治療において時間経過と病態をふまえたフローチャートを作成した(9)重症心不全における補助人工心臓治療のアルゴリズムを作成した(10)緩和ケアの記載を充実させた。
急性心不全の診療においては時間軸を念頭に初期対応を行うことが重要である。特にうっ血の評価がポイントである。なぜなら、うっ血により多臓器障害が進行するからである。3つのタイプ別に心不全治療を示す。
呼吸困難を主とした「肺水腫」心不全では、低酸素状態となっているためBiPAP(Bilevel Positive Airway Pressure)を早く行うこと。また収縮期血圧110以上なら硝酸薬スプレーも有効である。全身うっ滞を主とした「むくみ」心不全では、利尿薬(フロセミド)の早い投与がよい。水利尿作用のあるトルバプタンの早い段階での併用も望ましい。低心拍出を主とした「だるさ」心不全では、強心薬(ドブタミン)を早く投与することである。
心不全の緩和治療が癌の場合と異なる点は、心不全に対する治療自体が緩和ケアにつながることである。緩和ケアは終末期から始まるものではなく心不全が症候性となった早期の段階からAdvance Care Planning(ACP)を実施し、また多職種チームによる患者の身体的、心理的、精神的なニーズを頻回に評価することが重要である
超高齢社会を迎え、心不全患者数は急増している一方、心不全という病気の認知はあまり進んでいない。平成30年に改訂された心不全診療ガイドラインにおけるポイントは以下の通りである。(1)心不全の定義を明確化し、一般向けの定義も記載した(2)心不全とそのリスクの進展のステージと治療目標を記載した(3)心不全を、左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction:HFrEF)と LVEFが保たれた心不全(HF with preserved EF;:HFpEF)に加え、LVEF40~49%をHF with mid-range EF(HFmrEF)に分類して記載し、HFpEF improved(または HF with recovered EF)についても記載した(4)心不全診断アルゴリズムを作成した(5)心不全進展のステージをふまえ心不全予防の項を設定した(6)心不全治療アルゴリズムを作成した(7)併存症の病態と治療の記載を充実させた(8)急性心不全の治療において時間経過と病態をふまえたフローチャートを作成した(9)重症心不全における補助人工心臓治療のアルゴリズムを作成した(10)緩和ケアの記載を充実させた。
急性心不全の診療においては時間軸を念頭に初期対応を行うことが重要である。特にうっ血の評価がポイントである。なぜなら、うっ血により多臓器障害が進行するからである。3つのタイプ別に心不全治療を示す。
呼吸困難を主とした「肺水腫」心不全では、低酸素状態となっているためBiPAP(Bilevel Positive Airway Pressure)を早く行うこと。また収縮期血圧110以上なら硝酸薬スプレーも有効である。全身うっ滞を主とした「むくみ」心不全では、利尿薬(フロセミド)の早い投与がよい。水利尿作用のあるトルバプタンの早い段階での併用も望ましい。低心拍出を主とした「だるさ」心不全では、強心薬(ドブタミン)を早く投与することである。
心不全の緩和治療が癌の場合と異なる点は、心不全に対する治療自体が緩和ケアにつながることである。緩和ケアは終末期から始まるものではなく心不全が症候性となった早期の段階からAdvance Care Planning(ACP)を実施し、また多職種チームによる患者の身体的、心理的、精神的なニーズを頻回に評価することが重要である
2019年2月7日木曜日
神奈川県内科医学会 第12回総務企画部会 議事録 2019.02.04
神奈川県内科医学会
第12回総務企画部会
議事録
平成31年2月4日(月)
午後7時45分~
神奈川県総合医療会館1階会議室B
1
開 会
2
挨 拶
今年度も終わりに近づき、次年度を視野に入れて検討する段階となりました。(宮川会長)
3
議 題
(1)第18回幹事会(2/21)の司会・書記について
2月21日 司会 中川先生、書記 原先生
3月28日 司会 前川先生、書記 井野元先生
(2)第18回幹事会(2/21)の議事について
議事の内容と進行について検討した。
各地区内科医会で企画する講演会で、メーカーの共催が得られない場合の講師謝礼については各内科医会での税務処理の煩雑さを回避するため、県内科医学会の助成基金より直接出資し、税務処理は県内科医学会で行う。出資相当額を可能であれば各内科医会より県内科医学会の助成基金に入金をお願いしたい。
限りある基金を大切に使うため、助成基金からの出資の可否については事前に総務企画部会において十分な検討を行うものとする。
(3)学術活動について
(3-1)平成31年新春学術講演会の反省
平成31年1月17日(木)19:00~横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ5F「日輪」
担当
心臓血管病対策委員会と禁煙推進委員会 共催メーカー
大塚製薬
講演1
「内科医が知るべき禁煙医療」
禁煙推進委員会 長谷 章 委員長
講演2「最新の心不全治療」
日本医科大学武蔵小杉病院 循環器内科 佐藤直樹 教授
※出席者も多く、内容や進行についてもおおむね好評であった。(資料:アンケート集計結果)
(3-2)
第81回集談会の進捗
平成31年3月2日(土)横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
担当
第1地区(横浜内科学会)
共催メーカー
帝人(人的支援プラスアルファのみ)
17:00~20:00
講演会
4
地区+横浜
7 分科会
計 11
題(5
階
日輪ⅡⅢ)
※講演時間はひとり
15
分(質疑応答を含む)
20:00~21:00
懇親会(4
階
浜風)
演題
(敬称は省略)
呼吸器
浅岡雅人(アサオカ マサト)(神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科)
「当院で経験した過敏性肺炎の
2
症例(亜急性例・慢性例)」
消化器
小川祐二(オガワ ユウジ)(横浜市立大学医学部
肝胆膵消化器病学教室)
「NAFLD/NASH
最新の知見について」
循環器
杉山 肇(スギヤマ ハジメ)(いきいき杉山クリニック)
「BNP
にて心不全を診断するコツについての考察」
糖尿病
石川 雅(イシカワ マサシ)(いしかわ内科クリニック)
「インクレチンの最近の話題(GLP-1
受容体作動薬を中心に)」
神
経 山田人志(ヤマダ ヒトシ)(横浜神経内科・内科クリニック)
「パーキンソン病の認知機能障害と血中ホモシステインとの関連」
腎高血圧
春原須美玲(スノハラ スミレ)(横浜市立大学医学部
循環器・腎臓・高血圧内科学)
「原発性アルドステロン症における24
時間自由行動下血圧測定を含めた臨床的特徴の検討」
総合診療
長谷川 修(ハセガワ オサム)(横浜市立大学
名誉教授)
「神経も忘れないで・・・糖尿病神経障害の評価とその意義」
第
2
地区
國島友之(クニシマ トモユキ)(国島医院・川崎市医師会)
「ASO
に関するアンケート結果について」
第
3
地区
岩澤孝昌(イワサワ タカマサ)(横須賀市立うわまち病院)
「当院における慢性心不全患者のアドバンスケアプランニングの取り組み」
第
4
地区
古木隆元(フルキ タカユキ)(秦野駅南口診療所・秦野伊勢原医師会)
「慢性腎臓病合併
2
型糖尿病症例における
SGLT2
阻害薬投与の影響(後ろ向き研究)
SGLT2 阻害薬に併用した降圧薬の腎機能に及ぼす影響の検討」
第
5
地区
金森 晃(カナモリ アキラ)(かなもり内科・相模原市医師会)
「75
歳以上高齢糖尿病患者の運動習慣と握力変化との関連性」
※集談会終了後、横浜内科学会よりの優秀演題候補4題を3月11日の総務企画部会で
優秀演題2題に絞り込み決定する
(3-3)2019年定時総会時学術講演会の企画
2019年5月18日(土)神奈川県総合医療会館大講堂にて
講演1「インターネットやマスコミの情報に惑わされる患者さんにどう対処するか?」
メディカルコミュニケーション委員会より
講演2「渋滞学」
東京大学 西成活裕(にしなりかつひろ)教授
※西成教授および所属学部長へ招聘状をお送りすること
(3-4)第43回臨床医学研修講座の予定
2019年秋に北里大学と第5地区担当
(3-5)2020年新春学術講演会の企画
2020年1月16日(木)予定、会場は横浜ベイシェラトンH&Tにこだわらない。
認知症対策委員会(決定)と在宅医療あるいはMCのどちらかの委員会に担当をお願いしたい。
(4)その他
4
次回開催について
平成31年3月11日(月)午後7時45分
~ 県総合医療会館1階会議室B
(資料:アンケート集計結果)
登録:
投稿 (Atom)