2016年7月12日火曜日

神奈川県内科医学会第12回総務企画部会議事録2016.07.11

神奈川県内科医学会 第12回総務企画部会議事録
日時 平成28711日(月)午後745分~ 場所 神奈川県総合医療会館1階会議室B

1.開会
2.挨拶
  2ケ月に1回の開催になり内容が盛り沢山だが、よろしくご検討ください。今回より弁当に変化をつけることにした。(宮川会長)
3.議題
1)第12回幹事会(7/21)の司会・書記について
司会 林 正博 先生、 書記 中川 望 先生

2)第12回幹事会(7/21)の議事について
議題の内容と進行について検討を加えた。

3)学術活動について
3-1)平成28年定時総会時学術講演会(平成28521日土曜日)の反省とアンケート集計(資料)
会場 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 共催 MSD
講演1
「高齢者の認知症とうつ病の正しい理解と適切なケア~転倒を起こさない不眠症治療への対応も含めて~」
香川大学医学部精神神経医学講座教授 中村 祐 先生
 高齢者のうつ病の診断が難しいのは、一般的なうつの特徴が、加齢や疾病による活動の低下や高齢者特有の生活パターンと重なることが多いためである。高齢者にうつが多い原因として、経済力の低下や再婚率が低い(独居が多い)といった社会的な問題も見逃せない点である。高齢者うつと間違え易いのは、老化現象、不定愁訴、身体疾患(がん、心不全、COPD)、薬物、認知症、脳梗塞、脳腫瘍などである。症状としては不安焦燥、身体症状、不眠、食欲不振、体重減少が表れやすい。高齢者うつと認知症または無関心(apathy)との鑑別も重要である。認知症患者は不安が強いため、少量の抗うつ剤の併用も効果的である。
 高齢者の睡眠は浅く、リズムが乱れやすいため熟眠感が乏しい。原因として昼間の不活発、昼寝、夜間頻尿、身体疾患や内服薬による影響などが考えられる。ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系を問わず、超短時間型の睡眠薬はむしろ転倒を起こしやすい。薬によってふらつくため転倒するのではなく、夜間の中途覚醒が転倒の原因と思われる。最近登場したオレキシン受容体拮抗薬スポレキサントは、夜間の中途覚醒を減らすことにより転倒リスクを回避できる可能性がある。

講演2
「地域の医療提供体制の現状と将来~とくに神奈川県について~」
国際医療福祉大学医療福祉学部学部長 高橋 泰 先生
 日本全体で、064才の人口は年100万人ずつ減少し、65才以上の人口は年50万人ずつ増加していく。その結果、2050年には日本の高齢化率は39.6%に達する見込みである。神奈川県は、過去の地方からの人の流入により、若い人が多かったが、今後一斉に高齢者が増加するであろう。全国的にみると神奈川県は医療密度は低い方だが、高齢者施設はトップクラスの多さである。しかし、今後の高齢者の増加に施設数が追いつかない恐れがある。日本の人口減少のため、今後の医療需要は次第に減って行く。
 今後、日本人の意識の変容がおこり、一人当たりの医療・介護を減らす省エネ型の老い方・死に方を希望する人が増えてくるだろう。現にフランスで寝たきりの高齢者が少ないのは、食事が摂れず動けなくなったら、おむつ替え・食事介助を諦めてしまう結果、寝たきりの状態で生きている期間が短くなるためである。伝統的な日本人の精神風土にあっては、このような考え方に強い抵抗感があることは確かだが、フランスでの変化も比較的最近になってからなので、日本でも思ったより短期間に変わっていくかもしれない。そんな社会を迎える前に、高齢者一人一人が「どこまで生きたいか」という自分の意思をはっきり持つことが必要ではないだろうか。

3-2)平成29年定時総会時学術講演会(平成29520日土曜日)の企画
テーマと演者と共催メーカー
ホテル会場にて、学術講演会は2つ行う
【案1】鎌倉の寺院の僧侶の講演(円覚寺住職など)
【案2】最近の呼吸器感染症の情報(結核治療も含めて)
【案3】最近の高額医薬品医療財政に与える影響(薬価の決め方)

3-3)第41回臨床医学研修講座の進捗
平成281015日(土)15001805 会場 市民総合医療センター病院 6階会議室
担当 横浜市立大学(横浜市立大学大学院医学研究科 消化器内科学 前田 愼 先生)
1地区(横浜内科学会 小野容明 先生)  共催メーカー 第一三共
1500-1510 情報提供(第一三共)
1510-1515 開会の辞
1515-1520 会長挨拶 神奈川県内科医学会会長 宮川政昭先生
1520-1550 座長 小野容明先生
「外来で困らないための遷延性咳嗽の診断と治療のポイント」
横浜市立大学附属市民総合医療センター呼吸器病センター 工藤誠先生
1550-1620 座長 高見沢重隆先生
「慢性腎臓病における血圧管理」
横浜市立大学 循環器・腎臓内科学 田村功一先生
1620-1630 休憩
1630-1700 座長 長谷川修先生
「未定」神奈川県立足柄上病院 太田光康先生
1700-1730 座長 皆川冬樹先生
「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター内分泌・糖尿病内科 山川正先生
1730-1800 座長 永井一毅先生
「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター 中馬誠先生
1800-1805 閉会の辞 横浜市立大学消化器内科学 前田愼先生

3-4)平成29年新春学術講演会の企画(資料)
日時 平成29119日(木) 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
医薬品評価検討委員会と肝炎対策委員会合同で企画   共催メーカー Abbvie合同会社
開会 宮川会長
特別発言 中山名誉会長(依頼すみ)
講演1 未定(肝炎治療の最新の話題) 座長 岡委員長
       市民総合医療センター 田中克明先生(依頼すみ)
講演2 未定(医薬品の適正使用のあり方について、薬害肝炎訴訟に学ぶ)座長 湯浅委員長
       川崎北合同法律事務所 湯山 薫 弁護士(依頼すみ)
       清和総合法律事務所  服部功志 弁護士(依頼すみ)
閉会 どなたか副会長
情報交換会

3-5)第80回集談会の企画
平成29218日(土)  会場 オークラフロンティアホテル海老名
担当 第5地区 海老名内科医会(濱田芳郎 先生)
一般演題
特別講演  腸内細菌と腸管免疫について、講師を選定中







【参考】本体事業講演会一覧表 最近11年間+3年先 ( )内は地区


新春学術講演会
集談会開催地
総会時学術講演会
臨床医学研修講座
秋季
2019/H31


2


北里(5
なし
2018/H30


1)日臨学会に統合?


なし
4大学合同開催で日臨学会に統合)
日本臨床内科医学会
2017/H29
医薬品評価検討
肝炎対策1/19
海老名(52/18


聖マリ(2
なし
2016/H28
禁煙・分煙推進
呼吸器疾患対策
小田原(4
高齢認知症とうつ病・中村祐
地域の医療提供体制・高橋泰
 ベイシェラトンH&T5/21
横市(110/15
市大センター病院
なし
2015/H27
糖尿病対策
横須賀(3
医学史・酒井シヅ
東海(410/31
なし
2014/H26
高血圧・腎疾患
川崎(2
遺伝子・和泉俊一郎
北里(5) 11/1
なし
2013/H25
肝炎対策
横浜(1
iPS細胞・中畑龍俊
聖マリ(2) 9/21
なし
2012/H24
呼吸器疾患対策
厚木(5
医事紛争・平沼高昭
横市(110/20
川崎(2
2011/H23
糖尿病
厚木(4
腎不全・木村健二郎
東海(4) 9/10
横須賀(3
2010/H22
糖尿病
湘南国際村(3
糖尿病・山田祐一郎
北里(5) 9/18
藤沢(4
2009/H21
糖尿・腎臓
川崎(2
医療行政・行天良雄
聖マリ(2) 9/27
横浜(1
2008/H20
亜鉛
横浜(1
糖尿脂質・肝炎
横市(1) 9/28
横浜(1
2007/H19
胃と大腸
大和(5
医療行政・眼科・メタボ
東海(4) 9/30
横浜(1
2006/H18




糖尿病・医学教育
北里(5) 10/1
横浜(1


2016年7月3日日曜日

神奈川県内科医学会第12回総務企画部会 学術活動について 2016.07.11

神奈川県内科医学会 第12回総務企画部会
日時 平成28711日(月)午後745分~ 場所 神奈川県総合医療会館

)学術活動について
(x-1)平成28年定時総会時学術講演会(平成28521日土曜日)の反省とアンケート集計(資料)
   会場 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 共催 MSD
 講演1
「高齢者の認知症とうつ病の正しい理解と適切なケア~転倒を起こさない不眠症治療への対応も含めて~」
 香川大学医学部精神神経医学講座教授 中村 祐 先生
 高齢者のうつ病の診断が難しいのは、一般的なうつの特徴が、加齢や疾病による活動の低下や高齢者特有の生活パターンと重なることが多いためである。高齢者にうつが多い原因として、経済力の低下や再婚率が低い(独居が多い)といった社会的な問題も見逃せない点である。高齢者うつと間違え易いのは、老化現象、不定愁訴、身体疾患(がん、心不全、COPD)、薬物、認知症、脳梗塞、脳腫瘍などである。症状としては不安焦燥、身体症状、不眠、食欲不振、体重減少が表れやすい。高齢者うつと認知症または無関心(apathy)との鑑別も重要である。認知症患者は不安が強いため、少量の抗うつ剤の併用も効果的である。
 高齢者の睡眠は浅く、リズムが乱れやすいため熟眠感が乏しい。原因として昼間の不活発、昼寝、夜間頻尿、身体疾患や内服薬による影響などが考えられる。ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系を問わず、超短時間型の睡眠薬はむしろ転倒を起こしやすい。薬によってふらつくため転倒するのではなく、夜間の中途覚醒が転倒の原因と思われる。最近登場したオレキシン受容体拮抗薬スポレキサントは、夜間の中途覚醒を減らすことにより転倒リスクを回避できる可能性がある。 

講演2
「地域の医療提供体制の現状と将来~とくに神奈川県について~」
 国際医療福祉大学医療福祉学部学部長 高橋 泰 先生
 日本全体で、064才の人口は年100万人ずつ減少し、65才以上の人口は年50万人ずつ増加していく。その結果、2050年には日本の高齢化率は39.6%に達する見込みである。神奈川県は、過去の地方からの人の流入により、若い人が多かったが、今後一斉に高齢者が増加するであろう。全国的にみると神奈川県は医療密度は低い方だが、高齢者施設はトップクラスの多さである。しかし、今後の高齢者の増加に施設数が追いつかない恐れがある。日本の人口減少のため、今後の医療需要は次第に減って行く。
 今後、日本人の意識の変容がおこり、一人当たりの医療・介護を減らす省エネ型の老い方・死に方を希望する人が増えてくるだろう。現にフランスで寝たきりの高齢者が少ないのは、食事が摂れず動けなくなったら、おむつ替え・食事介助を諦めてしまう結果、寝たきりの状態で生きている期間が短くなるためである。伝統的な日本人の精神風土にあっては、このような考え方に強い抵抗感があることは確かだが、フランスでの変化も比較的最近になってからなので、日本でも思ったより短期間に変わっていくかもしれない。そんな社会を迎える前に、高齢者一人一人が「どこまで生きたいか」という自分の意思をはっきり持つことが必要ではないだろうか。 
(x-2)平成29年定時総会時学術講演会(平成29520日?土曜日)の企画
テーマと演者と共催メーカー
-3)第41回臨床医学研修講座の進捗
  平成281015日(土)15001805 会場 市民総合医療センター病院 6階会議室
  担当 横浜市立大学(横浜市立大学大学院医学研究科 消化器内科学 前田 愼 先生)
     1地区(横浜内科学会 小野容明 先生)  共催メーカー 第一三共
  1500-1510 情報提供(第一三共)
  1510-1515 開会の辞
  1515-1520 会長挨拶 神奈川県内科医学会会長 宮川政昭先生
  1520-1550 座長 小野容明先生
   「外来で困らないための遷延性咳嗽の診断と治療のポイント」
    横浜市立大学附属市民総合医療センター呼吸器病センター 工藤誠先生
  1550-1620 座長 高見沢重隆先生
   「慢性腎臓病における血圧管理」
    横浜市立大学 循環器・腎臓内科学 田村功一先生
  1620-1630 休憩
  1630-1700 座長 長谷川修先生
   「未定」神奈川県立足柄上病院 太田光康先生
  1700-1730 座長 皆川冬樹先生
  「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター内分泌・糖尿病内科 山川正先生
  1730-1800 座長 永井一毅先生
   「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター 中馬誠先生
  1800-1805 閉会の辞 横浜市立大学消化器内科学 前田愼先生

-)平成29年新春学術講演会の企画(資料)
 日時 平成29119日(木) 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
   医薬品評価検討委員会と肝炎対策委員会合同で企画
    共催メーカー Abbvie合同会社
    開会 宮川会長
    特別発言 中山名誉会長(依頼すみ)
    講演1 未定(肝炎治療の最新の話題) 座長 岡委員長
      市民総合医療センター 田中克明先生(依頼すみ)
    講演2 未定(医薬品の適正使用のあり方について、薬害肝炎訴訟に学ぶ)座長 湯浅委員長
      川崎北合同法律事務所 湯山 薫 弁護士(依頼すみ)
      清和総合法律事務所  服部功志 弁護士(依頼すみ)
    閉会 どなたか副会長
    情報交換会
-5)第80回集談会の企画
  平成29218日(土)  会場 オークラフロンティアホテル海老名
  担当 第5地区 海老名内科医会(濱田芳郎 先生)
【参考】本体事業講演会一覧表 最近11年間+3年先 ( )内は地区


新春学術講演会
集談会開催地
総会時学術講演会
臨床医学研修講座
秋季
2019/H31


2


北里(5
なし
2018/H30


1)日臨学会に統合?


なし
4大学合同開催で日臨学会に統合)
日本臨床内科医学会
2017/H29
医薬品評価検討
肝炎対策1/19
海老名(52/18


聖マリ(2
なし
2016/H28
禁煙・分煙推進
呼吸器疾患対策
小田原(4
高齢認知症とうつ病・中村祐
地域の医療提供体制高橋
 ベイシェラトンH&T5/21
横市(110/15
市大センター病院
なし
2015/H27
糖尿病対策
横須賀(3
医学史・酒井シヅ
東海(410/31
なし
2014/H26
高血圧・腎疾患
川崎(2
遺伝子・和泉俊一郎
北里(5) 11/1
なし
2013/H25
肝炎対策
横浜(1
iPS細胞・中畑龍俊
聖マリ(2) 9/21
なし
2012/H24
呼吸器疾患対策
厚木(5
医事紛争・平沼高昭
横市(110/20
川崎(2
2011/H23
糖尿病
厚木(4
腎不全・木村健二郎
東海(4) 9/10
横須賀(3
2010/H22
糖尿病
湘南国際村(3
糖尿病・山田祐一郎
北里(5) 9/18
藤沢(4
2009/H21
糖尿・腎臓
川崎(2
医療行政・行天良雄
聖マリ(2) 9/27
横浜(1
2008/H20
亜鉛
横浜(1
糖尿脂質・肝炎
横市(1) 9/28
横浜(1
2007/H19
胃と大腸
大和(5
医療行政・眼科・メタボ
東海(4) 9/30
横浜(1
2006/H18




糖尿病・医学教育
北里(5) 10/1
横浜(1