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2016年4月30日土曜日

{未完成}学会の動き(神内医ニュース第76号)

{未完成}学会の動き(神内医ニュース第76号) 総務企画部会長 岡 正直

 神奈川県内科医学会総務企画部会が企画担当している講演会は、定時総会時学術講演会、臨床医学研修講座、新春学術講演会そして集談会の4つです。

【平成28年新春学術講演会報告】
 平成28年新春学術講演会が平成28年1月21日(木)午後7時30分~9時に、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにて禁煙・分煙推進委員会および呼吸器疾患対策委員会の担当(共催ファイザー株式会社)で開催されました。2つの講演内容を簡単にご紹介します。
 1.「高齢者の命を脅かすCOPDと肺炎~その予防戦略~」横浜市立大学医学部呼吸器内科教授 金子猛先生
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の認知度は低く、国民の30%しか名前を知らない一方、COPDによる死亡は増加の一途をたどっている。40歳以上の成人のうち530万人以上が罹患していると考えられるが、そのほとんどは診断されていない。煙草の煙などの汚れた空気を吸引し続けることによっておこる肺の慢性炎症性疾患であり、主に末梢気道に病変が存在するため、CT画像では変化を見つけにくく、酸素飽和度もあまり低下しない。スパイロメトリーは早期から異常となり診断に有用である。COPDの治療では日本呼吸器学会のガイドラインにあるとおり、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬(LABA)の吸入を主体に用い、喘息合併COPD例には吸入ステロイド(ICS)も加えるとよい。
 肺炎は国内死亡原因疾患の第3位であり、その95%以上を高齢者が占める。市中肺炎の40%は肺炎球菌が原因菌であり、国により定期接種化された多糖体ワクチン(PPV23)の接種により、肺炎球菌性肺炎の60%減、すべての肺炎の40%減が期待される。しかしPPV23はブースター効果がかからず、2年ほどで接種前のレベルに抗体価が低下しているため、これだけで肺炎予防は難しい。そこでブースター効果に優れた結合型ワクチン(PCV13)を希望者においては併用することが望ましい。PCV13を接種後6~12ヶ月後にPPV23を接種すると良好な効果が得られるという。
 2.「禁煙の動機づけ面接法」新中川病院内科・神経科 加濃正人先生
 人はつい今までと変わらない行動を選択しがちである。動機づけ面接法(motivational interviewing:MI)とはミラーとロルニックにより開発された対人援助理論である。受容的応答を旨とする「来談者中心的要素」と特定の変化に指向させる「目的志向的要素」を併せ持った面接のスタイルであり、この2つの要素をミックスさせると行動変容が起きやすいと考えられている。MIは禁煙外来のみならず、アルコール・薬物・ギャンブル依存やダイエット・運動・摂食障害やDV・家族関係などにも有効な手法である。MIを実際に行うにあたり「OARS」を繰り返しながら進めていくとよい。すなわち、開かれた質問(Open question):「はい」「いいえ」で答えられない質問。是認(Affirming):相手の強みや努力に言及する。聞き返し(Reflecting):相手の言葉をそのまま、または治療者の理解した内容で返す。要約(Summarizing):相手の言動や考えを、箇条書きのように並べていく。聞き返しには、言葉を明確化するための「単純な聞き返し」と、意味や感情を明確化するための「複雑な聞き返し」がある。これら単純と複雑の聞き返しを繰り返しながら状況を明確化していくのだが、相手の考えの正確な理解のためにはあえて「空気を読まない」ことも大事である。要約の段階では、それまでに相手が語った言葉や、聞き返しによって合意に達した言葉を箇条書きのように列挙して聞き返すことによって、複雑な問題を概観して明確化すると同時に堂々巡りや脱線の防止をすることができる。
 講演中に、前の講演者の金子猛教授を模擬患者として迎え、診察室でのMIの実際をリアルにご披露いただき、MIへの理解が深まったと感じました。神奈川県内科医学会の「今日からできるミニマム禁煙医療」の第2巻「禁煙の動機づけ面接法」を勉強して、ぜひ明日からの診療に役立てたいと思いました。

【第79回集談会報告】
 第79回神奈川県内科医学会集談会が平成28年2月13日(土)午後3時からおだわら総合医療福祉会館4階ホールにて第4地区小田原内科医会・足柄上内科医会担当(共催第一三共株式会社)にて開催されました。午後3時からの一般演題16題(発表5分・質疑応答2分)の発表のあと特別講演を2題聴講しました。その講演内容を簡単にご紹介します。
 1.「心房細動、静脈血栓症に対する抗凝固療法の最新の知見」京都大学大学院医学研究科循環器内科学助教 牧山武先生
 心房細動(af)患者にはCHADS2スコアの点数の倍以上の年率%で脳卒中発症リスクがある。1点以上なら抗凝固療法を考慮すべきである。従来使用されてきたワーファリンによるコントロールは不十分なことが多く、かえって脳卒中を起こしやすい状況を作っているともいえる。近年登場したNon-vitamin K antagonist anticoagulant(NOAC)は、血栓塞栓イベントも出血イベントもWより少なく、京大病院ではNOACを第一選択薬としている。85歳までは6割にNOACを、85歳超では減量して投与している。腎機能低下例(Ccr15~30)でもNOACを少々使っているが、Ccr15未満は禁忌である。
 肺血栓塞栓症や深部静脈塞栓症などのVenous thromboembolism(VTE)の診断にあたってはD-dimerの測定が役に立つ。VTEにもNOACは有効でエドキサバンを30%の症例に使用している。
 NOACの使い分けとして、有効性ならダビガトランの高容量、安全性ならエドキサバンやアピキサバン、利便性ならエドキサバンやリバーロキサバンを、そして経済性ならNOACでなくワーファリンを使うことになろう。
 2.「iPS細胞を用いた心筋再生医療実用化への現状」慶應義塾大学医学部循環器内科教授 福田恵一先生
 心機能が大きく損なわれた患者にとって、心筋再生医療は素晴らしい福音となる。演者らのグループは末梢血T細胞より作製したTiPS細胞を心筋細胞に分化させて大量に培養し、それを障害された心臓の心筋に効率よく移植・定着させる技術を開発した。この快挙は次のような各段階での難関を、工夫を凝らしながら根気よくひとつひとつ克服し達成されたものである。
 ①安全性の高いiPS細胞の作製、②大量に培養する方法、③効率のよい心筋細胞の作製、④細胞数増加、⑤純化精製、⑥効率的な移植法、である。
 多くの貴重な研究データを詳細に供覧しながら丁寧に解りやすくお話しいただきました。現在サルやブタなどでの動物実験で非常によい成果を収めており、ヒトでの臨床応用に向けてPMDAに申請中であるとのことでした。
 その後同会館4階ホワイエにて立食にて意見交換会が行われ、和やかな雰囲気の中で参加された先生方の間の交流を深めることができました。

【平成28年度定時総会時学術講演会報告】
 {定時総会終了後に原稿を入稿予定}

【第41回臨床医学研修講座予告】
 第41回臨床医学研修講座が来る平成28年10月15日(土)午後3時より横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター病院6階会議室にて開催される予定です。担当は横浜市立大学と第1地区(横浜内科学会)、共催メーカーは第一三共製薬で、呼吸器、腎・高血圧、脳・神経、糖尿病、消化器に関連したテーマで各30分ずつ5つのご講演が行われることになっています。ぜひ多くの先生方のご参加をお願い申し上げます。

【おわりに】
 平成27年度からは神奈川県内科医学会は宮川政昭新会長の下に新体制となり、今までの「学術Ⅰ部会」は「総務部会」と合流し「総務企画部会」として再スタートすることになりました。体制が変わっても今までの長い歴史のある講演会に新たな変更や発展を加えながら、4つの基本講演会を開催していきたいと思います。また神奈川県内科医学会が主管する第32回日本臨床内科医学会(平成30年9月)のための開催準備組織委員会を本格的に始動させました。この大きなイベントを成功させるためには、全会員のご支援・ご協力が不可欠です。今後とも、神奈川県内科医学会の講演会開催に、ご協力とご参加をお願い申し上げます。

総務企画部会の学術活動について2016.05.09

(X)学術活動について
X-1)平成28年定時総会時学術講演会(平成28521日土曜日)の最終確認とアンケート(資料)
  会場 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 共催 MSD
  場所 16001910「清流Ⅰ」(総会会場)
    19102100「清流Ⅱ」(懇親会会場

X-2)第41回臨床医学研修講座の進捗
 平成281015日(土)15001805 会場 市民総合医療センター病院 6階会議室
 担当 横浜市立大学(横浜市立大学大学院医学研究科 消化器内科学 前田 愼 先生)
    1地区(横浜内科学会 小野容明 先生)
 共催メーカー 第一三共
 1500-1510 情報提供(第一三共)
 1510-1515 開会の辞
 1515-1520 会長挨拶 神奈川県内科医学会会長 宮川政昭先生
 1520-1550 座長 小野容明先生
  「外来で困らないための遷延性咳嗽の診断と治療のポイント」
  横浜市立大学附属市民総合医療センター呼吸器病センター 工藤誠先生
 1550-1620 座長 高見沢重隆先生
  「慢性腎臓病における血圧管理」
  横浜市立大学 循環器・腎臓内科学 田村功一先生
 1620-1630 休憩
 1630-1700 座長 長谷川修先生
  「未定」神奈川県立足柄上病院 太田光康先生
 1700-1730 座長 皆川冬樹先生
  「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター内分泌・糖尿病内科 山川正先生
 1730-1800 座長 永井一毅先生
  「未定」横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター 中馬誠先生
 1800-1805 閉会の辞 横浜市立大学消化器内科学 前田愼先生

X-3)平成29年新春学術講演会の企画
日時 平成29119日(木) 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
医薬品評価検討委員会と肝炎対策委員会合同で企画(候補)
共催メーカー Abbvie・ギリアド・MSD交渉中、ブリストルマイヤーズ辞退
講演1 未定(肝炎治療の最新の話題)
講演2 未定(医薬品の適正使用のあり方について、薬害肝炎訴訟に学ぶ)
川崎北合同法律事務所 湯山 薫 弁護士(依頼すみ)
清和総合法律事務所  服部功志 弁護士(依頼すみ)


X-4)第80回集談会の企画
 平成29218日(土)
 会場 オークラフロンティアホテル海老名
 担当 第5地区 海老名内科医会(濱田芳郎 先生)


【参考】本体事業講演会一覧表 最近11年間+3年先 ( )内は地区


新春学術講演会
集談会開催地
総会時学術講演会
臨床医学研修講座
秋季
2019/H31


2


北里(5
なし
2018/H30


1)日臨学会に統合?


なし
4大学合同開催で日臨学会に統合)
日本臨床内科医学会
2017/H29
医薬品評価検討
肝炎対策1/19
海老名(52/18


聖マリ(2
なし
2016/H28
禁煙・分煙推進
呼吸器疾患対策
小田原(4
高齢認知症とうつ病・中村祐 
地域の医療提供体制高橋泰 
ベイシェラトンH&T5/21
横市(110/15
市大センター病院
なし
2015/H27
糖尿病対策
横須賀(3
医学史・酒井シヅ
東海(410/31
なし
2014/H26
高血圧・腎疾患
川崎(2
遺伝子・和泉俊一郎
北里(5) 11/1
なし
2013/H25
肝炎対策
横浜(1
iPS細胞・中畑龍俊
聖マリ(2) 9/21
なし
2012/H24
呼吸器疾患対策
厚木(5
医事紛争・平沼高昭
横市(110/20
川崎(2
2011/H23
糖尿病
厚木(4
腎不全・木村健二郎
東海(4) 9/10
横須賀(3
2010/H22
糖尿病
湘南国際村(3
糖尿病・山田祐一郎
北里(5) 9/18
藤沢(4
2009/H21
糖尿・腎臓
川崎(2
医療行政・行天良雄
聖マリ(2) 9/27
横浜(1
2008/H20
亜鉛
横浜(1
糖尿脂質・肝炎
横市(1) 9/28
横浜(1
2007/H19
胃と大腸
大和(5
医療行政・眼科・メタボ
東海(4) 9/30
横浜(1
2006/H18




糖尿病・医学教育
北里(5) 10/1
横浜(1

(資料)

神奈川県内科医学会 平成28年度定時総会時学術講演会アンケート
 平成28521() 

本日は神奈川県内科医学会平成28年度定時総会時学術講演会にご参加いただき、
  誠にありがとうございます。今後の講演会の企画・運営に役立てたいと存じますので、なにとぞ以下の
アンケートにお答えいただければ幸いです。今後とも神奈川県内科医学会の活動にご協力のほど
お願い申し上げます。
                                     総務企画部会 部会長 岡 正直 

 1.あなたは神奈川県内科医学会の会員ですか?  [はい]  [いいえ]

2.
本日の講演会のことをどうやってお知りになりましたか? (複数回答可)

  [FAX] [ちらし] [製薬会社MR] [神内医ニュース] [会報] [会議で] [ホームページ]
  [ツイッター] [はがき] [知り合いから] [その他                ]
3.
本日の講演会に参加された動機は何でしょうか? (複数回答可)

  [神内医の講演会だから] [テーマに興味があったから] [点数がとれるから]
  〔その他                                                  〕 

4.
本日の講演はあなたにとって役に立ったと思われますか?また、時間配分は適切でしたか?

  講演1高齢者の認知症とうつ病の正しい理解と適切なケア
  香川大学医学部精神神経医学講座 教授 中村 祐 先生 
  講演内容  [とても役立った] [役立った] [理解できなかった]
  時間配分  [短い] [やや短い] [適切] [やや長い] [長い]  

  講演2地域の医療提供体制の現状と将来~特に神奈川県について~
  国際医療福祉大学医療福祉学部 学部長 高橋 泰 先生 
  講演内容  [とても役立った] [役立った] [理解できなかった]
  時間配分  [短い] [やや短い] [適切] [やや長い] [長い] 

5.
今後の講演会で取り上げてほしいテーマや演者があれば教えてください。
(医療関係以外のテーマでも結構です)
  テーマ                                                  ]
  演 者 [                                                                                     ]
6.
あなたの年齢、所属機関や専門分野を問題ない範囲で教えてください。
    
年齢   [30以下] [31-40] [41-50] [51-60] [61-70] [71-80] [81以上]
    
所属機関 [診療所] [病院] [大学] [その他                                   ]
  専門分野  [                                                                                          ] 


ご協力ありがとうございました

2016年4月19日火曜日

神奈川県内科医学会 第4回肝炎対策委員会 2016.04.26

神奈川県内科医学会 第4回肝炎対策委員会

日時 平成28426()1930~ 場所 神奈川県総合医療会館

1.開会
2.挨拶
3.議題
1)委員交代の件の確認
川崎市立多摩病院 奥瀬千晃先生 → 聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科准教授 松本伸行先生
北里大学  渋谷明隆先生 → 中澤貴秀先生

2平成28年度事業計画の確認
 (2-1)新春学術講演会
平成29119日(木)横浜ベイシェラトンH&Tにて
湯山薫弁護士、服部功志弁護士による薬害肝炎についての講演の企画する。
 (2-2)肝炎対策特別講演会
最新の肝炎治療について、わかりやすい内容の講演会を企画する。
 (2-3)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~
24回 平成28611日(土)
 会場 平塚プレジール
 担当 第4地区 高山医院 高山秀明 先生 共催:EAファーマ
 一般演題 2
 特別講演 東海大学医学部内科学系 消化器内科教授 峯 徹哉 先生 
25回 平成281112日(第一候補)または19日(第二候補)(土)
 会場 ユニコムプラザさがみはら
 担当 第5地区 共催 ブリストルマイヤーズ
 (2-4)ウイルス肝炎患者掘り起こし事業
1.
横浜内科学会肝疾患管理病診連携ガイド(永井一毅先生主導)の普及を進める。
2.
市民公開講座を適宜企画予定。
 (2-5)肝炎対策委員会編集による肝疾患についての書籍の企画
神奈川県内科医学会50周年記念企画のひとつとして出版予定。
32回日本臨床内科医学会(平成309月神奈川県開催)での配布をめざして内容を検討していく。

3)平成29新春学術講演会の企画(資料A
平成29119日(木)横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにて
医薬品評価検討委員会(湯浅章平先生)と肝炎対策委員会合同で企画
共催メーカー Abbvie・ギリアド・MSD交渉中、ブリストルマイヤーズ辞退
講演1 未定(肝炎治療の最新の話題)
講演2 未定(医薬品の適正使用のあり方について、薬害肝炎訴訟に学ぶ)
川崎北合同法律事務所 湯山 薫 弁護士(依頼すみ)
清和総合法律事務所  服部功志 弁護士(依頼すみ)
湯山薫弁護士、服部功志弁護士による薬害肝炎についての講演の企画する。

4)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~の進捗
24回 平成28611日(土)
 会場 平塚プレジール
      254-0811 神奈川県平塚市八重咲町 3-8JR東海道線平塚駅南口 徒歩1分)
 担当 第4地区 高山医院 高山秀明 先生 共催:EAファーマ
 一般演題 2
 特別講演 東海大学医学部内科学系 消化器内科教授 峯 徹哉 先生 

    25回 平成281112日(第一候補)または19日(第二候補)(土)
     会場 ユニコムプラザさがみはら
      252-0303 相模原市南区相模大野3丁目32号 bono相模大野サウスモール3
 担当 第5地区 共催 ブリストルマイヤーズ

26回 平成296月の土曜日
  会場 未定
  担当 第1地区 共催 MSD

田辺三菱製薬の脱退あり(肝臓領域の薬剤の発売予定なし等の理由により)
共催メーカは3社(MSDEAファーマ、ブリストルマイヤーズ)となった
新しい共催メーカーの候補はあるか
中外製薬、大塚製薬などに共催に加わってもらえるように働きかける
カラー印刷のパンフレットをカラーコピーに変更しコスト圧縮をはかることにする

5)ウイルス肝炎患者掘り起こし事業
1.
横浜内科学会肝疾患管理病診連携ガイド(永井一毅先生主導)
2.
市民公開講座

6肝炎対策委員会編集による肝疾患についての書籍の企画
神奈川県内科医学会50周年記念企画のひとつとして出版予定。
32回日本臨床内科医学会 平成309月15日(土)~17日(月祝)パシフィコ横浜
での配布をめざして内容を検討していく。
市販が可能な書籍をめざす。
実臨床でよく遭遇する肝疾患について、最先端の内容を盛り込みつつ、
  非専門の臨床医にわかりやすい記載をこころがける。
※B型肝炎、C型肝炎、NASH、原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎、肝がん
現在シリーズで刊行中の「これだけは知っておきたいC型・B型肝炎の知識」に
 さらに肉付けして2倍程度に膨らませた分量で計画したい。
執筆者の選定はこれから考慮していく

7その他 

4.次回開催  平成28年   月   日(  )1930 ~ 


【参考資料】
(資料A)湯山薫弁護士、服部功志弁護士による講演の企画
平成27121 火 第3回肝炎対策委員会議事録より)
 最初に中山名誉会長より、両弁護士の紹介と講演会の企画についての趣旨について説明あり、つづいて、湯山・服部両弁護士より講演の企画内容についてお話があった。
 「薬害C型肝炎(フィブリノゲン製剤の使用による)事件とその被害者の救済活動のかたわら今後、どのようにして薬害の再発を防いでいくかという活動に取り組んでいる。そのために医師に求められていることは何かということを伝える機会が得られればうれしい」
 単に肝炎対策の範囲にとどまらず、幅広く薬害の実態について知り、今後不幸な患者を生み出さないために、われわれ医師が知っておかなければならないことを学ぶよい機会ではないかと感じた。講演の企画内容も豊富で十分な講演時間を取る必要があると思われた。そのためには肝炎対策委員会のみでなく、たとえば医薬品評価検討委員会などと協働して、より神奈川県内科医学会の本体に近い位置で講演会が企画されることが望ましいと思われる。

湯山 薫 弁護士
服部功志 弁護士
35 東京生まれ
58 慶応大学法学部卒
58~h12 株式会社マクニカ勤務
17 司法研修所入所(第60期司法修習生)
19 弁護士登録
  日弁連 両性平等委員会委員
  両性平等部会委員
  横浜弁護士会刑事弁護センター運営委員会委員
  自由法曹団女性部事務局長
  薬害肝炎東京弁護団神奈川支部事務局長
  日弁連 国内人権機関実現委員会委員
  川崎市男女共同参画センター運営委員会委員
  横浜弁護士会川崎支部執行部幹事
51 神奈川県生まれ
12 明治大学法学部卒
18 明治大学大学院法務研究科法務専攻(法科大学院)
    専門職学位課程修了
19 司法研修所入所(第61期司法修習生)
20 弁護士登録(東京弁護士会) すずかけ法律事務所入所
27 横浜弁護士会へ登録換え 清和総合法律事務所設立