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2015年10月15日木曜日

第29回日本臨床内科医学会 シンポジウム3 総合討論

第29回日本臨床内科医学会 シンポジウム3 総合討論

インフルエンザワクチンの有効性を高めるためには、流行株とワクチン株をいかにマッチさせるかが大事である。そのためには卵培養から細胞培養に製造方法を移行する必要がある。またアジュバントや皮内接種などの工夫も重要である。経鼻ワクチンの効果についても今後の評価が待たれている。4価ワクチンの登場により効果への期待が高まる一方、コストの上昇に対しては苦言も聞かれた。これまでは各社同じワクチンを横並びで作っていたが、今後多彩なワクチンが出現してくる。この機会に日本発の次世代ワクチンを世界に広めることが期待される一方、多様なワクチンの効果を客観的に評価する仕組みの確立も重要であると感じた。

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