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2014年11月12日水曜日

事業委員会報告(肝炎対策委員会) 神内ニュース73号

事業委員会報告(肝炎対策委員会)  岡 正直

 肝炎対策委員会の事業および今後の計画を以下に記します。

(1)肝炎対策特別委員会
 C型肝炎に対する新規治療(特に経口剤のみによる治療)が平成26年から27年にかけて次々と登場し、肝臓病専門医以外や一般開業医にも治療の窓口が広がろうとしています。
この機会に一般の先生方に最新の正しい肝炎と肝炎治療の知識をお届けする講演会を、平成27年2月から3月にかけて企画しています。

(2)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~
 平成26年10月18日に新横浜プリンスホテルで第21回の講演会が、第1地区の筆者の担当で開催されました。特別発言「医事紛争となった肝疾患事例」の紹介に始まり、2つの一般演題(最新の肝がん治療とサルコイドーシスに伴う肝障害症例)に続き、特別講演「新しい時代を迎えたC型慢性肝炎治療」を京都府立医科大学 伊藤義人教授にご講演いただきました。47名の参加者と共に活発な討論がなされました。
 第22回は第2地区小林明文先生のお世話により、平成27年6月27日に中原区休日診療所または川崎日航ホテルにて開催の予定です。

(3)ウイルス肝炎患者掘り起こし事業
 横浜内科学会の永井一毅先生の主導により、非肝臓病専門医のもとで、気づかれないまま放置されている肝疾患患者の掘り起こしのため、できる限り簡便な病診連携ガイドを作成し普及させる試みが進んでいます。
 また、肝炎患者の市民団体と連携をとりつつ、市民公開講座を企画したいと思います。

(4)小冊子「これだけは知っておきたいC型肝炎・B型肝炎の知識」
 平成25年改訂版のあと、シメプレビル3剤併用や経口2剤によるウイルス肝炎治療の登場など大きな進歩があり、各委員の分担執筆により、平成27年前半をめどに最新の内容に改定を行いたいと思います。

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