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2015年6月2日火曜日

第1回肝炎対策委員会議事録 2015年05月27日

神奈川県内科医学会 第1回肝炎対策委員会議事録

  日時 平成27527日(木)1930 場所 神奈川県総合医療会館
  出席 宮川、峯、永井、宮本、多羅尾、小林、池田、斉藤、中澤、岡(順不同、敬称略)

・開会
・挨拶 このたび会長に就任した。会員のために肝炎の冊子や講演会で啓発を続けてほしい(宮川)
・議題 
(1)肝炎対策特別講演会
 平成27318日(火)19:0020:00
 ホテルモントレ横浜3F「ビクトリア」にて
 「IFNフリーのこれからのC型肝炎治療」虎の門病院分院長 熊田博光先生
共催 ブリストル・マイヤーズ株式会社
 ※遠隔地からの参加者にとっては開始時間が早い。1930分開始が望ましい。
 秋にC型肝炎経口治療の講演会、あるいはB型肝炎の講演会を企画予定
 ※ギリアド社に講演会の企画を働きかけている。横浜内科学会との共催も考慮して、
   できるだけコストのかからない開催方式で是非実現させたい。

(2)肝臓病を考える病診連携の会~肝がん撲滅を目指して~
 ■第22回 平成27627日(土)1700~ 川崎市中原休日救急診療所会議室
 担当 第2地区 小林内科医院 小林明文 先生 共催:田辺三菱製薬
 一般演題
 1.「最近経験した成因不明の急性肝炎重症型の検討」
  昭和大学藤が丘病院 消化器内科 吉田詠里加 先生
 2.B型肝炎の最近の話題」
  聖マリアンナ医科大学 消化器・肝臓病内科 池田裕喜 先生
 特別講演
 「C型慢性肝炎の現状~IFN freeの時代の到来~」
  川崎市立多摩病院院長 鈴木通博 先生
 ※コメディカルの参加者を増やすための広報をどのようにして行うか?会員の協力を仰ぐ。

 ■第23回 平成271024日(土)横須賀セントラルホテル
 担当 第3地区 横須賀共済病院 池田隆明 先生 共催:MSD
 一般演題 未定
 特別講演 北海道大学坂本直哉教授による「ウイルス性肝炎の話題」

 ■第24回 平成28年 担当 第4地区 味の素

 中山名誉会長より、B型肝炎訴訟の弁護士の講演を企画してほしいとの要望あり
 ※医師サイドの認識を深める意味があり、興味ある企画として前向きに検討する

(3)ウイルス肝炎患者掘り起こし事業
 1.横浜内科学会 肝疾患管理病診連携ガイド(永井一毅先生)
  非肝臓病専門医のもとで、気づかれないまま放置されている肝疾患患者の掘り起こし
  ※アンケートの結果500クリニック中350の回答を得た
   TA7080程度の患者は糖尿病外来において脂肪肝として診断されているようだ
   産科(とくに不妊外来)では患者の個人情報としてアンケートへの回答を拒否する例もあった
   9月ごろには内容をまとめて報告できると思う(永井)
  ※内視鏡の前の肝炎のスクリーニングは最近しない傾向があるが、事故による術者や看護師への
   感染のリスクを考えると肝炎ウイルス検査は積極的に行うべき(峯)
  ※内視鏡検査まえのスクリーニングは毎月行っても保険診療上問題はない(小林) 

 2.市民公開講座
 ■日時:平成27328()午後2時~4
  会場:ウイリング横浜(上大岡)
  肝炎治療講演会~進歩する肝炎治療とB型肝炎ワクチン~
  司会:岡正直先生(岡内科クリニック院長)
  講演1B型肝炎ワクチン定期接種化と肝炎ウイルスの基礎研究に関する話題」
    脇田隆字先生(国立感染症研究所ウイルス第2部・部長)
  講演2「ウイルス肝炎の最新治療」
   永井一毅先生(永井医院・副院長)
  共催:肝臓の会・神奈川、神奈川県内科医学会、ブリストル・マイヤーズ社
  後援:横浜市港南区役所、横浜市港南区医師会
 ※参加者が多く、講演内容も理解しやすく、最後に熱心な質疑応答がおこなわれた

 ■日時:平成27523日(土)午後2時~4
  会場:藤沢商工会館ミナパーク
  肝炎治療講演会
  司会:宮本京先生
  講演1「完治を目指してC型肝炎の最新治療」
    岩瀬滋先生(藤沢市民病院 消化器内科部長)
  講演2B型肝炎の感染の現状とB型ワクチン予防接種について」
    乾あやの先生(済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科部長)
  共催:肝臓の会・神奈川、藤沢市内科医会、藤沢市消化器病医会
  後援:神奈川県、藤沢市役所、藤沢市医師会、NPO小児肝臓研究所
 ※3040人参加、参加者の知識が多いため講演内容も難しい内容に傾いていた

(4)小冊子「これだけは知っておきたいC型肝炎・B型肝炎の知識」
 平成27年改訂版内容 627日の「肝臓病を考える病診連携の会」での配布目指す
 【C型肝炎】
  1.HCV抗体陽性時の対処の仕方 多羅尾 (入稿)
  2.HCV感染でALT正常ならば肝がんは発生しないか 多羅尾 (入稿)
  3.C型慢性肝炎とC型肝硬変の簡便な臨床鑑別診断法 多羅尾 (入稿)
  4.最近のC型慢性肝炎のインターフェロン療法 岡 (入稿)
  5.インターフェロン不適格とは 永井
  6.経口薬のみによるC型慢性肝炎治療 永井 (入稿)
  7.C型肝炎診療における保険請求上の注意 小林
 【B型肝炎】
  8.B型肝炎ウイルス感染におけるe抗原・e抗体測定の意義 高山 (入稿)
  9.B型慢性肝炎、肝硬変症の最新の治療法 峯 (入稿)
  10.HBs抗原精密測定の意義 峯
  11.B型肝炎ウイルス再活性化と免疫抑制・化学療法との関係  中野 (入稿)
  12.B型肝炎関連抗原抗体系測定における保険請求上の注意 小林 (入稿)
 【肝がん】
  13.臨床医の肝がん早期発見のために 多羅尾 (入稿)
  14.C型肝炎治療後の肝臓がん発症リスクをどう考えるか 多羅尾 (入稿)
  15.B型肝炎ウイルス感染による肝発癌とHBV-DNAとの関係 藤井 (入稿)
  16.B型・C型慢性肝炎、肝硬変症における肝がん発生率について 宮本 
 【その他の話題】
  17.肝炎ウイルスを排除できない慢性肝炎・肝硬変症への対応 多羅尾 (入稿)
  18.神奈川県における肝炎治療の医療費助成制度 岡 (入稿)

肝炎患者の掘り起こしのため、厚生労働省がキャンペーンを始めたので協力してほしい(斉藤)
神内医の他の事業委員会も巻き込んで横断的に肝炎患者の拾い上げを行いたい(宮川)
2018年神奈川で開催の日臨医学会で肝疾患のまとまった書籍を当会で出版予定(宮川)
2015830日(日)にMR対象の研修会を横浜内科学会で行うので協力を(宮川)


(5)次回開催 平成27年 8月 5日(1930 ~

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